【資産形成】自分が資産形成で達成したい金額を設定して投資をしよう

  • LINEで送る

世代を問わず、投資は代表的な資産形成の方法の1つです。

ただし安定した資産形成を心掛けるのであれば、自分が資産形成で達成したい目標金額を設定して投資をしなくてはいけません。

そこで今回は、そのためにやるべきことを解説して行きたいと思います。

【資産形成】自分が資産形成したい金額を把握するためにやるべきこと

まずは、「いつまでに、いくら資産を増やしたいのか」ということを決めましょう。
つまり資産形成の目標をしっかり定めるということですね。
「とりあえずお金を増やしたい」という気持ちで資産形成していると、自分の目標金額が設定されていない為、安定した投資が出来ません。
なるべく具体的に、「40歳までに1,500万円の資産形成をして起業する」、「60歳までに老後の生活費を2,000万円貯める」、というように決めておきましょう。
上述のように、資産形成をする目的も同時に決めておくことがベストです。
まずは資産形成の目標金額を決めることで、1ヶ月、1年で形成すべき資産の金額をおおよそ割り出すことが出来ます。
単純に20年で1,000万円貯めたいという方は、1年で50万円の資産形成が必要だということが分かりますね。
この数字は例え概算であっても決めておくべきでしょう。
投資はギャンブルではありません。

【資産形成】自分が資産形成で達成したい目標金額をシミュレーションすること

資産形成の目標金額が決まったら、次はその目標に応じた「資金の増え方」をシミュレーションしましょう。
資金の増え方をシミュレーションする時は、一定の金額を一定の利回りで運用し、将来どれくらいの金額になるかが計算出来る「終価係数表」という表を使用すると便利です。

・終価係数表
1% 2% 3% 4% 5% 6% 7%
5年 1.051 1.104 1.159 1.217 1.276 1.338 1.403
10年 1.105 1.219 1.344 1.480 1.629 1.791 1.967
20年 1.220 1.486 1.806 2.191 2.653 3.207 3.870
30年 1.348 1.811 2.427 3.243 4.322 5.743 7.612

例えば投資を開始する年齢が30歳で、60歳までに老後の生活費を2,000万円貯めたい方の場合で計算してみましょう。
仮に、年間100万円まで投資に出来るとして、リスクをなるべく回避した年間で3%の利回りを目指す場合、終価係数表の3%と30年が交わる部分を確認します。
2.427という数字を100万円にかけると、242万7,000円という金額が弾き出されます。
つまり、100万円の投資資金を3%の利回りで運用し続ければ、30年後には242万7,000円になるということが分かるのです。
これだけでは60歳までに2,000万円貯めたいという目標には到底及びませんが、もちろん利回り3%の投資だけを30年運用し続ける訳ではありません。
投資に使える金額が少ないのであれば、ある程度利回りが高い案件に投資する必要がありますし、全てその利回り通りに運用されるとも限りません。
大事なのはいろんなケースでシミュレーションをして、現実的に形成出来る資産金額なのかというのを把握することなのです。

  • LINEで送る