個人年金に加入している方は、公的年金だけでは老後の貯蓄が心配だという方が多いです。
ただ月々に支払う金額をよく考えて設定しないと、満期に達する前に支払いが難しくなってしまう場合もあります。
では個人年金に加入している方は、毎月どれくらいの保険料を支払っているのでしょうか?
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パターン毎に見る個人年金の平均支払額
パターン毎に、個人年金の平均支払額を見てみましょう。
参考:公益財団法人生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」
http://www.jili.or.jp/research/report/zenkokujittai_h27st_2.html
・1世帯あたりの平均支払額(年間)
全国平均だと、1世帯あたりの年間の平均支払額は179,300円です。
これを月額に換算すると、1世帯当たり平均14,942円の個人年金保険料を毎月支払っていることになります。
個人年金の特徴は、年収が1,000万円前後と多い方でも、毎月20,000円前後の保険料しか納めていないということです。
平均的な収入の世帯では、ほとんどが月15,000円程度の支払いを妥当だと考え、その数字がほぼそのまま平均値となっているのです。
・都市規模別1世帯あたりの平均支払額(年間)
大都市や中都市では、年間平均120,000円~180,000円の個人年金保険料を支払っている方が多いです。
ただ小都市になると、年間平均60,000円~120,000円を支払っているという方が増加しています。
つまり規模の小さい都市では、個人年金保険料を毎月5,000円程度しか支払っていない方も多いということです。
・世帯主の職業別1世帯あたりの平均支払額(年間)
世帯主が個人事業主の場合、そして会社の経営者の場合は、年間180,000円~240,000円の個人年金保険料を支払っているという方が多いです。
この数字を見ると、個人事業主や経営者が多く個人年金保険料を支払っているように感じますよね。
ただ先ほども紹介したように全国平均が179,300円(月額14,942円)なので、年間240,000円支払っていたとしても月額換算すると5,000~6,000円程度しか平均との差がありません。
個人年金の毎月の支払額はどれくらいがベスト?
公共財団生命保険センターのデータによると、保険料全体(個人年金を含む)の毎月の平均支払額は収入の6%となっています。
つまり月収が300,000円の家庭であれば、個人年金を含む保険料を毎月18,000円支払うのが理想ということです。
少し平均より多めに支払うとしても、収入の7%までには抑えておくことが望ましいでしょう。
ただこの金額は、個人年金保険料だけの金額ではありません。
あくまで、「個人年金を含む保険料全体」の金額です。
生命保険等、他の保険料と個人年金を合わせて7%までに抑えるということなので、注意して下さい。
個人年金を含め、今日本は全体的に保険料が上昇傾向にあります。
収入の7%までに保険料を抑えられる世帯は非常に少ないと思いますが、1つの目安として参考にして下さい。
参考:公共財団法人生命保険文化センター「生命保険の保険料は年間どれくらい払ってる?」
http://www.jili.or.jp/lifeplan/houseeconomy/asset/11.html