個人年金を担保にお金を借りることは出来るのか?

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老後の資金に不安を感じている人はいませんか?
どうしても老後は収入が限られてしまいますよね。
今は、老後の生活のために貯蓄を取り崩す人や、仕送りで生活する人が多いようですが、万が一、老後、お金を借りなくてはならないケースに遭遇したらどうしますか?
今回は、個人年金を担保にお金を借りることが可能かどうかについて、ご説明したいと思います。

個人年金を担保としてお金を借りることは合法かどうか

結論から先に申し上げますと、年金を担保としてお金を借りることは禁止されています。
ただし、年金を現在受けている方が、独立行政法人福祉医療機構の融資制度を利用することは認められています。

年金と言ってもいくつかの種類がありますよね。
この制度が適応されるのは、どの年金のタイプなのでしょうか?

まず、独立行政法人福祉医療機構とはどういうものなのかをご説明しましょう。
そのうえで、個人年金を担保にした融資もその制度の適応範囲内なのかどうかについて、ご説明しますね。

独立行政法人福祉医療機構とは

機構は、特殊法人等改革により、社会福祉・医療事業団の事業を承継して、福祉の増進と医療の普及向上を目的として設立された独立行政法人です。
機構は、多岐にわたる事業を展開しています。

種類としては、貸付事業、経営診断・指導事業、事業に対する助成事業、退職手当共済事業、心身障害者扶養保険事業、福祉保健医療情報を提供する事業、年金受給者の生活支援のための資金を融資する事業及び年金資金運用基金から承継した年金住宅融資等債権の管理・回収業務などがあるようです。

このうちの、年金担保融資制度というものに、この記事ではフォーカスを当ててお話していくことになります。
個人年金が担保として使えるのか否かについても、この制度の内容を見ることで改めて認識して欲しいと思います。

個人年金を担保にして融資を受けるには?

個人年金を担保として融資を受けることは、法律では禁止されています。
しかしながら、個人年金とは異なる年金の一部においては、融資を受けることが可能となっているようです。
それが、「年金担保融資制度」です。

年金担保融資制度は、国民年金、厚生年金保険または労働者災害補償保険の年金を担保として融資することが法律で唯一認められた制度です。
保健・医療、介護・福祉、住宅改修、冠婚葬祭、生活必需物品の購入などの支出のために、一時的に小口の資金が必要な場合にご利用いただけます。

注意が必要なのは、年金の種類の他にも、一定の条件を満たすことで融資が受けられるという事です。
この制度が適応になるかどうかを一度確認したうえで、必要な場合は活用しましょう。
結論、個人年金を担保とした融資は受けられませんが、この年金担保融資制度の知識をうまく活用して、賢くお金をやりくりする方法もあるという事です。
こうしたお金の仕組みはマネーセミナーでも情報収集できますので、お近くの会場をチェックしてみましょう。

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