個人年金保険の加入年齢は何歳が一番良いの?

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老後資金の積み立てとして色々な方法がありますが、中でも個人年金保険は多くの人に活用されています。
しかし本当に将来リタイアした後の資金の積み立てとして向いている商品なのか、そして加入する年齢は何歳が良いのかという疑問はないでしょうか。

 

個人年金保険に加入するならできるだけ若いうちから?

何歳から加入すれば良いかという点については、早くから加入したほうが毎月の資金を少額に抑えることができますので家計に負担をかけず長く続けることができます。
そのためこの年齢から始めた方が良いという決まりはないものの、できるだけ早くから始めたほうが良いと言えるでしょう。

 

個人年金保険の最大の弱点とは?

ただし最大の弱点として、超長期固定金利の商品ということは理解しておきましょう。
例えば30歳の人が将来60歳になってから10年間、一定額を受取ることができる設計で個人年金保険に加入したとします。
加入時に将来受取ることができる資金がわかることで、安心して積み立てていくことができるでしょう。ただし現在のお金の価値と、30年後のお金の価値は同じではありません。

・インフレに対抗できる商品ではない
インフレで物価が上がれば、今100円で購入できる商品が、将来的には200円出さなければ購入できなくなっている可能性もあります。
固定金利の金融商品はインフレに太刀打ちできないという部分が最大のデメリットだと言えるでしょう。

・将来税金が高くなって不足が生じる可能性もある
日本は輸入大国ですので円安が進めば物価は上昇し、今でも消費税がだんだんと高くなっています。
税制も30年後にどのように改正されるかわかりませんので、もしかしたらモノを購入する際に今よりもさらに高い税金が必要になる可能性も否定できません。

 

インフレに対抗できる個人年金保険もある!

どの個人年金保険もインフレに対抗できないというわけではなく、例えば変額年金や外貨建て個人年金保険なども商品としては準備されていますので必ずしもではありません。
ただし変額年金は運用成果によって将来受取ることができる年金額が変動しますので元本割のリスクがありますし、外貨建ての場合には為替変動のリスクがあることを理解した上で加入することが必要です。
リスクを好まないという場合には配当金を受取ることができるタイプの個人年金保険を選べば、運用が上手くいくことで配当金を受取れる分年金が増えます。
利率変動タイプであれば金利上昇で積立利率も上昇するといった特徴があるなど、色々な種類のものがありますので検討してみると良いでしょう。

 

年齢が高い人でも個人年金保険のメリットを活用できる

個人年金保険はできるだけ早いうちから始めたほうが良いのですが、年齢の高い人や所得の高い人のほうが積極的に個人年金保険を利用することができる面もあります。
個人年金保険に加入する際に、要件を満たしていれば所得控除の対象になります。
生命保険料控除は、一般、介護医療、そして個人年金の3種類があります。このうち個人年金に該当するのは要件を満たした個人年金保険の保険料を支払っている時だけです。
個人年金保険料控除だけで最大4万円の所得控除を受けることができるのは節税効果が高いと言えるでしょう。

 

加入年齢に決まりはない

どの年齢から個人年金保険に加入するべきだと決めてしまわず、自分に合う種類の個人年金保険に加入して老後に備えることが大切です。
商品ごとのデメリットとメリットを理解した上で、一番自分にとって良いと思える商品を選ぶようにしましょう。

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