資産形成の必要性を感じていながらなかなか投資に踏み出せない、また投資には魅力を感じていながらも、元本が保証されない可能性があるために一歩を踏み出せない・・・そんな人も多いのではないでしょうか?今回は初心者の方向け、投資による資産形成方法について考えていきたいと思います。
預貯金 VS 積み立て型投資、増やせるお金の差は歴然
この記事を読んでいる方の多くは、預貯金はお持ちだと思います。預貯金は元本を下回る可能性はありませんが、その利率は0.01〜3%程度で、1年後に得られる利息はたったの100〜300円。例えば利率0.02%で2万円を10年積み立て続けた場合で10年後に得られるのは2,448,000円、増えるお金はたったの48,000円です。
一方投資商品の場合、例えば投資信託でインデックスファンドに投資した場合の利回り4〜6%の場合で考えてみましょう。利回りを中間の5%で計算した場合、2万円を10年間投資信託で積み立てると、10年後に得られるお金は3,105,0646円となります。投資の運用益は、金融庁の「資産運用シミュレーション(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html)」などで簡単に計算できますので、ぜひ試してみてください。
いかがでしょうか?このように同じ金額を預貯金・積み立て投資で積み立てた場合の最終的な受け取り金額の違いに驚くのではないでしょうか。超低金時代の今、預貯金だけで資産形成をしようとすることが大きなリスクであるということが分かると思います。
確かに投資にはリスクがありますが、投資のリスクを軽減できる方法があります。次にそのリスク軽減の基本について見ていきましょう。
投資のリスク軽減ポイントは「長期・分散」
投資リスクを軽減するためには、まず「長期間運用」することが前提です。運用期間中に生じた利益を更に再投資することで、まさに「お金がお金を生む」効果を得ることができます。また長期保有することで値動きの幅が縮まり、安定した運用を行うことが可能になるほか、長期を前提としているため目先の利益に一喜一憂したり、短期的な売買に気を取られなくて済む、というメリットもあります。
もう一つの大きなリスク軽減のポイントは「分散」です。こちらも良く知られていることですが、「地域」「業種」「時期」など複数の対象に投資することで、投資対象の一つが値下がりしてしまったとしても、他の投資対象でカバーすることが可能になります。
このように、投資は資産形成において重要であることがお分かりいただけたかと思います。貯金感覚で少額から積み立てられる投資信託などもありますので、まずはそのような商品から始めてみてはいかがでしょうか。