資産形成と貯金はどう違う？
これまで貯金をコツコツされてきた方は、そろそろ「資産形成」という言葉が気になっているのではないでしょうか？そもそも「資産形成」と「貯金」は、いずれも金融資産を指していますが、それぞれ異なる性質ものものです。貯金はあくまで「貯めたお金そのもの」のことを指しています。一方資産形成の資産とは、「あなたが持っているモノで、お金を生み出すモノ」と定義されます。
つまり資産形成で言う資産とは、「お金を生み出すもの」であり、お金を生み出さない超低金利の貯金などは、資産に当てはまりません。
資産形成初心者は投資信託を少額からチャレンジ
資産形成を考え始めたらまず検討したい方法が、投資信託です。投資信託は投資家から集めたお金を、投資のプロであるファンドマネージャーが投資家に変わって複数の株や債権などの商品に投資し、運用をします。つまり、ファンドマネージャーが「チームリーダー」として、「チームメンバーの資金」を責任を持って運用し、利益を生み出していくのです。
例えばスポーツチームであるサッカーに例えてみると、コーチ（＝ファンドマネージャー）はプレイヤー（＝株や債権）に指示を出し、試合中調子の良いプレイヤーの出場時間や人数を増やし、戦力強化のために新しいプレイヤーを追加するなど采配をふるいます。また、調子の悪いプレイヤーは解雇したり出番を減らすなど、プレイヤーの調子や特徴を把握しコントロールすることで試合に勝っていく、まさに投資信託のイメージと似ていますね。
投資信託は面倒な運用をプロに任せることができ、数千円という少額からスタートすることが可能で、その上複数銘柄・地域に分散して投資をするためリスクも低めと言えます。資産形成を考え始めたら、まずは試しに始めてみたい、初心者におすすめの資産形成方法です。
身近なモノでも可能な資産形成ができる
金融商品だけでなく身近なモノでも資産形成は可能です。例えば車を所有し、自分や家族のために使用しているのであれば単なる所有物ですが、タイムシェアなどを利用して有料で貸し出していれば、車も立派な資産となります。法的な課題はあるものの話題の民泊などで自宅の一部を貸し出して対価を得るのも、自宅が資産となる一例です。また、ブログのアファリエイトなどで月々収入を生み出しているのであれば、ブログも立派な資産と言えます。
これまで貯金がメインだった人は「モノがお金を生み出す」ことを意識して、資産形成を検討していきましょう。資産形成は長期戦の方が有利なので、資産形成について考えはじめたらまずは少額から投資信託を始めてはいかがでしょうか。
