投資に興味はあるけれど、いくらから始めれば良いのかわからないこともあるでしょう。自分の投資金額を決定していくためには、まず先に決めていくべきことがいくつかあります。
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まずは投資の目的を決める
投資を行う目的は将来の希望を実現するためでしょうが、ある程度具体的な目標を持つことが大切です。ただ単にお金を増やしたいという目的では、投資で運用を始めたとしても結局長続きしないで終わる可能性があります。例えば40歳までに500万円貯めてマイホームを購入したいという目標や、60歳までに老後資金として1,000万円を貯めたいという思いなど、将来の希望は人それぞれです。まずは将来の希望を思い描いてみて、資産運用を始める目標を明確にしていくことから始めてみましょう。
投資にはいくら回すことができる?
目標が決定したらいくらお金を投資に充てることができるか考えてみましょう。そのためには現在所有しているお金を、生活に必要ですぐ使う予定のあるお金、近い将来使う予定のあるお金、しばらくは使う予定のないお金の3つに分けてみましょう。
すぐに使う予定のあるお金
お金をすぐに使う理由としては、毎日の生活費として使いたいということが一番の理由でしょうが、他にも急な出費に備えておきたいという理由もあるでしょう。そのため給料の3か月分や半年分くらいのお金を、流動性の高い銀行預金などに預けておくと良いでしょう。
近い将来使う予定があるお金
近い将来とは、例えば住宅購入資金や子供の教育資金といったものが該当します。必ず必要になるお金ですので、使う時期が来るまで安全で確実な国債などの金融商品で持っておくと良いでしょう。
しばらく使う予定のないお金
当分使う予定のないお金こそが投資に充てるべきお金です。100万円以上使う予定のないお金を所有しているという人もいれば、今の段階ではゼロに近いという人もいるかもしれません。例え現段階でゼロだとしても、毎月の収入から少額で積立投資を行う方法もありますので目標金額を目指すことに変わりはありません。
毎月の投資額をどう決める?
毎月どのくらいを投資に充てていくのかは、目標額を決定してそこから逆算して決めていくようにする必要があります。この時に計算した毎月の積立投資額が、思ったよりも大きくなってしまい家計から捻出していくことが難しいという場合もあるかもしれません。その場合には高い利回りの運用を目指すことで毎月の積立額を抑えることが可能になります。そして投資はできるだけ早く始めることで、毎月の積立額を小さくすることができることも理解しておきましょう。
目標実現に向けて投資による運用を行うには
まずは目標額に向けたシミュレーションによって、積立額、運用利回りなど、実現可能な投資プランを作成してみることが大切です。実際の運用がシミュレーションどおりになるとは限りませんが、計画を立てなければただなんとなく投資を続けるということになってしまいます。近づけたい未来に向かって計画的に進んでいくことで、長く投資を続けていくことができるでしょう。