投資信託では、個人では少し手を出しにくい海外株式型のファンドにも気軽に投資ができます。
先進国はもちろん、アジアやアフリカなど新興国の海外株式型ファンドもあります。
では投資信託における海外株式型のファンドには、一体どんなメリットがあるのでしょうか?
投資信託における国内株式型ファンドのメリットと合せて解説していきます。
投資信託における国内株式型ファンドのメリット
投資信託における国内株式型ファンドの1番のメリットは、やはり多くの日本人が知っている有名な企業が多いというところでしょう。
日本人が親しみやすい企業の名前が多いというのは、国内株式型ファンド独自のメリットだと言えます。
また国内株式は、ニュースや新聞でも動向が取り上げられることが多いです。
したがって投資信託初心者の方でも、比較的値動きの傾向が掴みやすいというのもメリットの1つでしょう。
投資信託における海外株式型ファンドのメリット
投資信託における海外株式型ファンドには、世界的に有名な企業や、これから大きく発展する可能性がある新興国の企業に投資できるというメリットがあります。
先進国の海外株式型ファンドであれば、規模が大きい企業が投資対象となる場合が多いので、堅実な成長が見込めます。
またアジアやアフリカなどの新興国でも、ケニアやインドのようにここ数年で急激な経済成長を見せている国が多いです。
証券会社や金融機関でも、新興国の外国株式型ファンドを取り扱うところは増加傾向にあり、その将来性に注目が集まっています。
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投資信託における海外株式型ファンドにはリスクもある?
投資信託には、価格変動のリスクや金利の変動リスクなどがあり、これらは国内株式型ファンド、外国株式型ファンドの両方に言えることです。
ただ海外株式型ファンドには、国内株式型ファンドにはない独自のリスクがあります。
それはやはり、為替変動のリスクです。
海外株式型ファンドは、円安になるほど値上がりして、円高になるほど下落する傾向があります。
運用期間が短期の海外株式型ファンドは、短い期間の中で大きな値動きを見せることもあり、安定感に欠ける部分があります。
特に新興国の海外株式型ファンドは値動きが激しいので、投資する際は安定感のある国内株式型ファンドへの分散投資が欠かせません。
投資信託の運用を短期で見ると、激しく利益が出たり損失が出たりするケースも多々あると思います。
ただ大切なのは、長期的なスパンで見て利益を上げられるようにファンドを選ぶということです。
各ファンドには目標利回りが設定されていますが、運用期間が終了したときに、結果的に予想を下回る可能性はゼロではありません。
そういう点も加味すると、やはり投資信託における国内株式型ファンドと海外株式型ファンドというのは、切っても切れない存在なのです。
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