投資信託を選ぶために理解しておきたいそれぞれの種類とは?

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投資信託にも種類があり、色々な分類方法によって分けることができます。それぞれの投資信託の特徴を理解することで、自分の投資スタイルやライフプランにぴったりの投資信託を選ぶことができるでしょう。

 

「公社債投資信託」と「株式投資信託」

投資信託は種類が多くありますが、投資対象で大きく2つに分けることができます。
1つは、国債や地方債、社債等の債券が投資対象で株式を組み入れない「公社債投資信託」、そして株式の組み入れを可能とする「株式投資信託」です。

・公社債投資信託
債券を中心として運用する投資信託で、安定運用を目指すものが中心となっており、元本割れした場合には追加設定ができません。

・株式投資信託
株式を中心として運用する投資信託で、国内株式型、国際株式型、公社債等を組み合わせるバランス型等などタイプが分かれています。
他にも東証株価指数(TOPIX)や日経平均株価などのインデックスに連動した運用成果を目指すインデックス型、市場平均を上回る運用成果を目指したアクティブ型などに分類することができます。

 

債券で運用しても株式投資信託に分類される?

投資信託の種類は、「投資信託説明書(交付目論見書)」、「目論見書補完書面」、「商品基本資料」などで確認することができます。
運用対象によって分類されますが、債券で運用するのに「株式投資信託」と書いてあるものもあります。
株式を1株でも組み入れることが可能な投資信託の場合、実際に株式を組み入れていなかったとしても税法の規定で「株式投資信託」に分けられます。

・「株式投資信託」にするメリット
そのため株式を組み入れないことで事実上は債券型であっても、分類は株式投資信託になります。
このような名目だけの株式投資信託が増える理由には、運用する運用会社の利便性が関係します。
株式投資信託の場合、基準価額が元本を割っても追加設定が可能ですが、公社債投資信託の場合は元本割れを起こすと追加設定ができなくなります。このような制度上の問題は、株式投資信託に分類することで解決できます。

 

購入スタイルによる分類

また、購入や換金できる期間によって投資信託を分類することもできます。公社債投資信託も株式投資信託も、最初の決められた期間のみ購入可能な「単位型」と、いつでも購入が可能な「追加型」に分類することができます。

 

ライフスタイルに合う投資信託を選ぼう

投資信託の種類は、投資対象や購入スタイルなど、分類方法によっても種類を分けることが可能です。
まずは公社債投資信託か株式投資信託かに分類され、さらに単位型か追加型によって分けることができます。
それぞれの種類の特徴を理解し、自分の投資スタイルや目的に合う投資信託を選択するようにしましょう。

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