積み立て投資は毎月少しずつ決まった金額をコツコツ貯めて行き、将来の資産形成に役立てる方法です。最初は少ない金額でも、途中から増額することもできますし反対に額を少なくすることもできます。
一度積み立て投資の設定することで、毎回自分で注文しなくても自動で投資を続けることができますので便利です。
まずは目標設定から
積み立て投資をはじめるなら、まずは目標設定をすることが必要です。何を目的に積み立て投資を行うかが重要ですが、例えば老後の資産形成を目的とするなら60歳までに2,000万円貯める、もしくは65歳までに3,000万円貯めるといったことが目標になるでしょう。
資産配分について考える
目標が決まったら、次は資産配分について考えていきます。どの投資対象にどのくらいの割合で積み立てていけば目標を達成できるかを考えて行きます。
資産配分は絶対的なものはありませんが、自分の投資に対する知識や運用資金のリスクに応じた配分を選ぶことが必要です。さらに年齢や運用する資産の規模、目的などによっても配分は異なるでしょう。
年齢が若ければリスクを積極的に取ることも考えられますので、国内外の株式を重点に債券は控えめで割合を充てることになるでしょうが、リスクを抑えたいなら国内債券が半分くらいで、あとは外国債券と国内外の株式を同じ割合にするといった形になるでしょう。
どの窓口で購入するかを決める
資産配分を決めたら積み立てる投資信託を選び、どの購入窓口で買うかを決めることになりますが、窓口によって取り扱うファンドや手数料が異なるので、自分にとって有利になる窓口を選択した方が良いと言えます。
将来待っているのは不安なことばかり?
日本は少子高齢化が進んでいき、今と同じように公的年金などが受給できるとも限りません。支給額は減額され、支給開始年齢もさらに引き上げになることも予想されます。
他にも増税や健康保険料の負担率の引き上げなど、将来的に様々な負担がのしかかって来る可能性が高い状況です。
老後に向けての資産形成がとても大切なことは言うまでもない事実ですが、年金や税金などが将来どうなるかわからないので、例えば老後の生活にはいくら必要なのか正確に決定づけることはできません。
大切なのは自助努力による備え
しかし将来状況が変化した時や老後を迎えた時に自分の備えで対応することができるように、まずは今できる目標設定とそれに向けての自助努力が必要になると言えるでしょう。
もし資産形成についてもっと知りたいという人や、積み立て投資や投資信託についても詳しく勉強したいという人はセミナーなどに参加して知識を深めてみてはどうでしょう。
自分の状況に応じた最も良いお金の貯め方を勉強することができますし、投資を始める時の心配ごとや不安を解決できるかもしれません。