自分で銀行預金にお金を預けていれば、貯蓄が出来てさらにいつでも必要な時にお金を使えるので便利が良いと思うかもしれません。
しかしいつでもお金が引き出せるということが貯蓄の妨げとなり、お金を積み立てることが進まないケースもあるようです。
このような場合に活用したいのが生命保険で、貯蓄型と言われる生命保険であれば死亡保障を確保しつつ、貯蓄も可能になります。
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終身保険はどのような保険商品?
貯蓄型の生命保険でも終身保険は、払込期間が満了するまでに解約すると受取るお金が支払った保険料総額よりも少なくなりますが、払込期間満了後の解約なら支払った保険料総額以上のお金が戻ってくることで高い利回りが期待できます。
また、解約しないで死亡保障として持っておくこともできますので、使いたいタイミングまでは万一の備えに活用することもできます。
どの終身保険に加入するか選ぶ前に
終身保険は生命保険会社各社から販売されていますが、まずは保険に加入する目的を明確にしておきましょう。
そもそも死亡保障として加入したいのか、それとも老後資金の蓄えや相続税対策なのか、など、目的を明らかにしておくことで選ぶ終身保険も異なってきます。
また、掛け捨てタイプの定期保険などよりも保険料負担が大きくなるのでなるべくシンプルな構成で加入したほうが中途解約のリスクも少なくなるでしょう。
保険料の支払い方法はどれがお得?
そして加入した生命保険の支払方法を「月払い」「半年払い」「年払い」など、どの方法にするのかを決める必要があります。
保険期間の保険料を一度に支払う「一時払い」は、「一時払い終身保険」など一部の保険商品だけを対象にしています。
月払いと年払いを比較した場合、保険料は年払いのほうが3%程は安くなることが多いようです。ただし保険会社によって月払いだけ受付けているケースなどもあるので確認してみましょう。
低解約返戻型終身保険ならさらに貯蓄力が高まる?
終身保険の中でも低解約返戻金型終身保険は、保険料支払い期間が満了するまで解約しても保険料の一部のみに制約している保険商品です。しかし保険料払込期間を過ぎると、解約返戻率が一気に立ち上がるので払込保険料総額よりも多くの解約返戻金を受取ることができます。
また、払込期間中の解約返戻率は抑えられていることで保険料が通常の終身保険よりも安く、家計負担が軽減できるという部分も魅力です。
中途解約すると損をするという部分でも、強制的に積み立てていくしかないという制約ができることで着実に貯蓄できるでしょう。
利回りだけじゃないメリットも!
貯蓄型の生命保険は銀行に預金するより高い利回りで運用ができることで人気がありますが、それに加えて所得控除を受けることができる点もメリットです。
年末調整時や確定申告時に「生命保険料控除」を利用できることで、最大で所得税は4万円、住民税は2
8千円の控除が可能です。
貯蓄だけでなく節税もできることから、色々な面で実質利回りを見た場合生命保険が貯蓄に人気だという理由が理解できるでしょう。