将来のために資産形成が必要だと言われても、実際何から始めれば良いのかわからないという人もいるでしょう。
まずは現状を把握し、生活を送るために必要なお金を何でいくら得ているかを確認していください。
もっとも多いのは、やはり会社員など毎月働いた分を給料として受取っている人だと思いますが、毎月の所得からは税金や社会保険料などが差し引かれるので、実際に使える手取り額（可処分所得）は少なくなります。
資産形成を始めるための資金はわずかでも大丈夫？
そのため資産形成をスタートさせるとしても、貯蓄に充てる事ができる金額は限られているという人がほとんどだと思います。
しかしそれで十分です。毎月少額でもコツコツと積立てて運用していく事で、将来の大きな資産を育てる事ができる可能性は十分あります。
資産形成を始めるなら投資信託に注目
毎月少額を長期に渡りコツコツと積立てていくために、投資信託を活用してみましょう。
投資信託は様々な国や地域の色々なカテゴリーに投資ができる商品です。先進国や新興国の株式や債券、不動産、コモディティと呼ばれている貴金属やエネルギーなどにも投資する事ができます。
株で投資していくとなれば1つの銘柄に資金が集中する事になり、増えれば大きな収益になりますが反対に大損するリスクも抱えてしまいます。
しかし投資信託なら幅広い銘柄に分散して投資する事ができますし、大きな資金を一度に投入しなくても少額ずつ積立てていけるので無理なく運用できます。
投資信託はランキングを参考に選んでも良い？
しかし投資信託にも色々な種類があるので、何を買えば良いか迷ってしまうという人も多いでしょう。
例えば何か商品を購入する時にはランキングの売れ筋などの情報も参考にする事があるでしょうが、投資信託選びには人気ランキングなどはあまり参考にならない事があります。
ランキング上位にある投資信託は毎月分配型投資信託が多く、毎月分配金が支払われる仕組みから考えると資産が増えにくいため資産形成に向いているとは言えません。
ではどの投資信託を買うべき？
スタートは日本株のインデックス投資信託から始めても良いでしょう。日経平均やTOPIXに連動した動きの投資信託で、同じ指数に連動するものであればどれを買ってもハズレがなく、比較的初心者でも選びやすい特徴があります。
投資信託で運用する際にかかる購入時手数料や信託報酬なども、インデックス投資信託は低く抑えられているので始めやすいと言えます。
まずは日本株のインデックスからスタートし、次に円以外の資産に投資していくと幅を広げて行くと良いでしょう。
