資産運用の方法は様々ですが、今回は“個人向け国債”について詳しく解説します。
資産運用の初心者でも個人向け国債は利用しやすいと言われていますが、その理由についても詳しく解説しましょう。
資産運用に個人向け国債が向いている理由
国債とは、国によって発行されている債権のことです。
国が必要な資金を集めるために発行しているもので、個人向け国債を購入するということは、国にお金を貸しているのと同じ状況になります。
資産運用に個人向け国債が向いている理由の1つとして、元本割れが発生しないことが挙げられます。
個人向け国債は、国に貸している資金がすべて保証されているため、日本という国自体が破綻しない限りは保証され続けます。
また株式やFXのような他の金融商品と比べて、相場が変動することもありません。
したがって、少し手を出しにくそうなイメージがある個人向け国債ですが、他の金融商品よりも安全性に優れていると言えるでしょう。
ちなみに資産運用に個人向け国債が向いている理由は、それだけではありません。
初期投資金額が少ないというのも、個人向け国債の大きな特徴です。
個人向け国債は10,000円から購入可能で、初心者でも利用しやすいという理由はここにあります。
他の資産運用をしながら、個人向け国債を分散投資先として利用するのも1つの方法でしょう。
個人向け国債には海外の国債もある
日本が発行している個人向け国債の他に、海外の国によって発行されている国債もあります。
海外の個人向け国債の中でも、高い利回りを期待できるのが新興国の国債です。
新興国は数年で目覚ましい経済成長を見せることも多く、新興国の国債は全体的に日本より利回りが高いです。
ただ、利回りだけを見て個人向け国債を選ぶことは危険です。
なぜかと言うと、海外の個人向け国債は発行している国によって安全性が全く異なるからです。
そもそも新興国の国債の利回りが高いのは、利回りを高くしないと国が資金を調達できないことが理由です。
したがって海外の個人向け国債を購入する際は、必ずその国のファンダメンタルズについて分析する必要があります。
トータルで考えて、初心者は資産運用として海外の個人向け国債より、国内の個人向け国債を購入する方がおすすめです。
・個人向け国債はどこで買えるの？
個人向け国債は、他の投資商品と同じように金融機関、証券会社で購入できます。
一部の金融機関では、窓口ではなくネットでの購入も可能です。
個人向け国債は初心者が資産運用に利用しやすいだけでなく、購入もそれほど手間がかかりません。
まずは、各窓口で個人向け国債について軽に相談してみることをおすすめします。
