資産運用に個人年金保険を活かすのであれば、必ず注目しなければいけない点があります。
それが“利率”です。
個人年金保険の利率に関すること、そして資産運用で個人年金保険を利用する際のメリットとデメリットを紹介します。
個人年金保険の利率は高い?
個人年金保険の利率は、銀行預金と比べると高利率です。
銀行の定期預金(5年)の利率が0.01%~0.02%なのに対し、個人年金保険の利率はそれを上回るものが多いです。
銀行預金と比較するとその差は歴然です。
また初心者でも資産運用に利用しやすい個人向け国債でも、変動金利型10年国債で最低保証利率が0.05%しかありません。
したがって、個人年金保険の利率が特別高いと言うよりは、定期預金や他の金融商品と比較すると、個人年金保険の利率が際立つというイメージです。
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個人年金保険は種類によって利率が異なる
個人年金保険の中でも、外貨建ての個人年金保険は非常に高利率です。
例えばドル建ての場合は、3%前後の予定利率商品が存在します。
円建ての個人年金保険よりも予定利率が高く、その結果保険料が安いという特徴を持っています。
ただ外貨建ての個人年金保険は、円高になると金額が減少してしまう可能性があり、少し安定感に欠けます。
積立利率変動型の個人年金保険は、景気の良し悪しによって利率が変動するタイプです。
インフレになれば利率が上がり、デフレになれば利率は下がります。
ただデフレが進行しても、最低限保証される利率は最初から設定されているため、比較的安全な商品です。
積立利率変動型の個人年金保険は、最低1.25%前後の利率が保証されています。
変額個人年金保険は、積立利率変動型のように景気の影響を受けるタイプですが、元本割れの危険性があります。
最低限保証される利率が設定されているものもありますが、もし設定されていない場合、支払った保険料に対して受け取れる金額が少なくなってしまいます。
利率が大きく変動するため、初心者が資産運用に利用するべき個人年金保険とは言えないでしょう。
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資産運用に個人年金保険を活かすメリットとデメリットは?
資産運用に個人年金保険を活かすメリットは、やはり銀行預金より長期的には効率的に資産を増やせる可能性があるという点でしょう。
今や日本の銀行預金は超低金利であり、なかなか活用しにくくなっています。
またそれ以外に、個人年金保険料の控除を受けることで節税に繋がるというメリットもあります。
資産運用に個人年金保険を活かすデメリットはあまりありませんが、強いて言うなら保険会社の倒産リスクでしょう。
個人年金保険の保険料を支払っている途中に保険会社が倒産した場合でも、生命保険契約者保護機構によってある程度の資金は返還されますが、すべてが返還されるという保証はありません。
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