個人年金って本当に必要?種類によって何が違う?

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個人年金には、確定年金、変額年金、終身年金、保障期間付終身年金、外貨建て年金というようにとてもたくさんの種類があります。
個人年金は将来訪れる老後の備えとして多くの人が運用に使っていますが、払い込んだ保険料を下回ることがない確定年金や保障期間付終身年金などは預貯金よりも強制力もあって貯めやすい特徴があります。
それぞれメリットやデメリットなどは種類ごとに異なるため、自分に合うタイプの個人年金を選択するようにしましょう。

 

節税効果が高いのは?

保険料の払込期間が10年以上であることなど、要件を満たすことによって個人年金保険料控除を受けることができるのが確定年金、終身年金、保障期間付終身年金の魅力です。
生命保険料控除は、一般生命保険料控除、介護医療保険料控除、個人年金保険料控除の3種類がありますが、個人年金保険料控除が可能なのは一定要件を満たす個人年金保険に加入している場合です。
同じ個人年金保険でも変額年金や外貨建て年金になると、故人年金保険料控除ではなく一般生命保険料控除の適用となりますので控除の種類が異なることに注意しましょう。

 

元本割れするケースもある?

運用が上手くいっている時に高利回りが期待できるという特徴があるのが変額年金や外貨建て年金です。
しかし払込保険料総額を大きく上回って受取額が増える可能性はあるものの、反対に下回る可能性もあります。
保障期間のない終身年金も、契約者が予定外に早逝した場合には保険料を下回ることがあることを理解しておきましょう。

 

途中解約は損になる場合もある

確定年金、終身年金、保障期間付終身年金の場合には運用利率が一定期間固定されます。そのため市場金利が上がったからと途中で解約を検討する人もいますが、契約後一定年数未満の解約になると元本割れしてしまうことが多いので注意が必要です。
運用利率が低い時期の場合には、払込期間を短いものにして金利の様子を見たほうが良いでしょう。
また、受取る年金給付金は雑所得として扱われますので、所得税が課税されることも理解しておきましょう。

 

公的年金だけで安心できる?

個人年金が必要かどうかは将来いくら公的年金を受取ることができるかをどう予想するかによって異なるでしょう。
しかし年金制度は将来どのように変化していくのかは誰にも予測が付きません。受給年齢の引き上げや受給額の引き下げなどが十分に考えられますので、自助努力によって老後の備えをしておくことは必要だと言えるでしょう。

 

どの種類の個人年金を選ぶかはその人次第

そのため個人年金で老後の備えをすることは有用ですが、どの種類の個人年金に加入するかはその人のニーズによって異なります。長く契約し続ける保険ですので、自分の考えや希望に合うタイプのものを選択することが大切です。

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