貯蓄が増えるためにどのような工夫をすれば良い?

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将来のためにお金を準備することはとても大切です。老後破綻という見出しを最近見かけるようになりましたが、内閣府の調査では日本の65歳以上の単身世帯の貧困率は48%と結果が出ています。
生活保護を受給している現在65歳以上の高齢者は78万人と言われており、年々増加傾向にあります。

 

これまでは老後安心だったけれど…

これまでは終身雇用制度や安定した年金受給など、老後の心配は特にされていませんでした。しかし雇用形態は崩れ年金制度も変化しているため、お金の常識の認識を変えていくことが必要です。

 

知らないことが損をしている可能性もある

会社員の場合、給料から天引きされている源泉税や社会保険料を毎月確認しているという人は少ないかもしれません。
また、住宅ローンを組んでいる場合には金利が0.1%違うだけでも、支払う総額は数百万円という違いが出てきます。
生命保険なども同じ保障内容の保険でも保険会社に保険料が異なることもあり、知らないことで損をしている可能性は多々あります。
なお、税務署は納税額が少ないと指摘をしてきますが、多く払い過ぎている場合には自らが還付申請しなければ連絡してくれるわけではありません。

 

銀行に預金していてもお金の価値は下がるだけ?

物の値段は変動します。長い期間で考えればモノやサービスの値段は少しずつ上がってきています。
現在1個につき140円出せば購入できているハンバーガーは300円あれば2個買えます。しかし将来1個160円に値上がりすると300円あっても1個しか買えません。
モノの値段が上がることで買える量が減ることは、結果としてお金の価値が下がったことになります。
モノの値段が上がることに合わせてお金も増えていけば良いですが、銀行などにお金を預けていても現在は利息がほとんど付かないので増やすことは期待できません。
銀行にお金を預けたままにすることは、お金が増えることにならず反対に価値を下げてしまうことになります。

 

まずは固定費の見直しを

銀行への預金も充てにならないため、貯蓄が少しでも増えるために支出部分を見直すことが大切です。
携帯電話の料金プラン、加入している保険などは毎月必要な固定費ですので一度見直してみると良いでしょう。仮に毎月2万円の支出を減らすことができれば20年で480万円節約できます。
固定費は支払いが固定される費用なので、見直し効果も固定されやすく節約しやすいという特徴があります。それでも貯蓄が増えないという場合には変動費を見直していくことを行いましょう。

 

支出を抑えて貯蓄が増えるように工夫を

固定費の中で金額が高くて削りやすいものは保険料や住宅ローンです。先に述べたように同じ保障でも保険会社によって保険料が異なる場合がありますし、見直すことによって必要でない保障や特約を削り保険料を抑えることが出来る場合もあります。
住宅ローンなども借り換えをしたほうが得をする場合もありますので、見直し方法がわからないという場合にはセミナーなどに参加して専門家の意見を参考にしてみることも検討しましょう。

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