資産形成という一から自分の財産を築きあげるために、金利は低くても元本が保証されるから安心だと銀行預金を活用している人は多くいます。
確かに安心できるという部分では、他の運用方法と比較すると活用できますが、あまりにも銀行預金を特別視しすぎると資産形成をする上でマイナスになることも考えられますので注意しましょう。
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銀行預金は銀行が破綻しても元本保証される
元本が保証される金融商品として、預貯金、債券、保険などが挙げられます。ただしこれらの中には一部元本保証ではないものもあります。
例えば債券なら国債は国、社債は企業、預金は銀行、保険は保険会社が保証します。そのため預け先が破綻すれば元本割れする可能性があると考えられるでしょう。
しかし預金が他の金融商品と異なる点として、預金保険制度が設けられていることで万一破綻しても保証されるということです。
ただし必ず全額保証されるわけではない
預金保険制度は万が一金融機関が破綻した場合、預金保険機構が預金者を保護する仕組みです。ただし預金の種類によっては保護される範囲が異なります。
当座預金や無利息型普通預金といった決済性預金の場合は全額保護ですが、普通預金や定期預金などの一般預金については合計元本1,000万円までに破綻日までの利息分が保護の対象です。全額保証されるわけではないことを理解しておきましょう。
保証にかかるコストが低金利の理由？
銀行預金はこの預金保険制度を利用するにあたり、預金保険機構に預金保険料を支払うことになります。万一破綻した場合には、預金保険機構から銀行に保険金が支払われ、それが預金者の保証に充てるという流れになっています。
銀行は保険料というコストが発生していますので、どうしても低金利での運用にならざるを得ないとも言えるでしょう。
そのことから考えられるのは、それなら同じ元本保証の債券や保険のほうが有利ではないかということです。
本当に銀行預金にお金を預けることが得策？
どうしても銀行預金は資産を運用する方法ではなく、現金の置き場所として考えられる傾向が強いようです。元本保証で流動性（換金性）が高いことから、お金の出し入れ先として考えると便利です。
しかし大きな出費が近い将来予定されているわけでもないのに、銀行預金にお金を置いておかなくても預金以外の金融商品に預けたほうが有利なケースも多く見られます。
預金も金融商品の1つである
銀行預金はお金を保管する場所ではなくあくまでも金融商品の1つです。特別視してしまいやすいかもしれませんが、資産形成という部分を重視するなら、様々な金融商品があることを知って投資による運用で増やすということも必要だということを理解しておきましょう。
