コツコツ貯めた貯金やボーナスを受取った時など、ある程度まとまった資金ができた時には金利が高めの「定期預金」など貯蓄の方法として活用を検討する人も多いと思います。
しかし現在は超低金利時代と言われるほど金利も低く、定期預金でお金を増やすことは期待できません。
そもそも貯蓄とは?
貯蓄とは銀行の預貯金だけを示しているわけではありません。経済学では、所得は消費と貯蓄を合わせたものと考えますが、所得の中で使わないお金という意味です。
貯蓄の方法には、流動性を優先させる預貯金もあれば、安全性を重視する定期預金や個人向け国債、収益性を重視する投資信託や株式などがあります。
貯蓄と運用のバランスが大切
お金は増やしたい、けれどリスクは誰しも恐いものです。そのため貯蓄と運用を考える場合、バランスを考えて効率的に運用することが必要になります。
そのバランスの振り分けは、その人の生活環境や性格にも左右されるでしょうし、若い人であれば働いて収入を得ているので多少のリスクは取れても高齢の人ならリスクは回避する必要があります。
さらに既に住宅資金や教育資金などで使い持ちが決まっている資金についても、貯蓄の比重は大きくしておかなければ必要な時に必要な用途に使うことができなくなってしまうでしょう。
サラリーマン家庭の貯蓄とは?
もしサラリーマンなら元本が大きく変動してしまうようなリスクの高い商品はなるべく避けましょう。安全性を第一に考えながら、預貯金より高い金利や分配金の付く商品を選択しましょう。
・共働きをしているなら
毎月の余剰金は引出しできる預金と、収益のある運用に振り分け、資産を賢く増やす貯蓄が良いでしょう。
財形貯蓄や積立預金といった貯蓄専用口座を設定していくと良いですが、増やすことばかりに目を向け過ぎると損益が出た時などに対応ができなくなる可能性がありますので注意しましょう。
独身女性向けの貯蓄
職種や勤務体系など個人差はあるものの、大卒女性が正社員で60歳定年まで勤務し続けたとしても、一生涯の年収額は2億4千万円ほどだと言われています。
全くの同条件の男性社員より収入額は低めですので、安全性を考慮しながら堅実な資産運用を検討しましょう。
貯蓄の一部を投資に充てるというのも良いでしょうが、長期投資で堅実性を求めるなら元本保証に近い投資商品が良いと考えられます。公社債(国債、地方債、社債)や不動産投資にチャレンジするのも良いでしょう。
個人事業主向けの貯蓄は?
短期での利用向きではなく、長く積み立てていける運用を検討しましょう。大きな利益を資産運用の中で求めた場合、反対に大きな損益を生むという可能性も否定できません。事業が継続できなくなることに発展すると大変です。
自分に合う貯蓄方法を
貯蓄方法は何がいいかはその人の状況などで異なります。現在の状況等に合うものを選ぶことが必要です。