資産形成に最も重要なものは時間です。資産を作ることを考えた場合、資金が手元にないことで諦めてしまうことがあるかもしれませんが、時間があればコツコツと資産を増やすことができます。
資産形成のためには資産運用が必要になりますが、積立投資を検討してみると良いでしょう。
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リスクが高いのでは?という不安があっても大丈夫?
資産を形成するための資産運用は初めてという場合、どうしても投資というとリスクが高くて怖いというイメージが先行してしまいがちです。
確かに投資に対する抵抗を持つのは仕方がないでしょうから、まずは金利収入をメインに考えて債券に投資するファンドによる積立投資を検討してみると良いでしょう。
債券に投資するファンドなら?
ただ、理解しておきたいのは、債券価格が金利変動の影響を受けるということです。金利が低下すれば債券価格は上がり、金利が上昇すれば債券価格は下がります。
そのため市場の変化に応じて色々な債券への投資配分の変更をしてくれるファンドを選択するのも方法だと言えるでしょう。
為替変動リスクは大きいからできるだけ避けたいという場合、為替ヘッジのファンドを選択することも検討するとより安定したファンド選びになると言えます。
株式に投資するファンドならリターンが期待できる?
大きなリターンを積立投資で得ようとすると値動きが大きいファンドに投資することが必要になります。
ファンドの基準価額が値下がりしたタイミングで多くの口数を購入しておけば、基準価額が戻ったタイミングには大きなリターンとなって返ってきます。
大きく値下がりすることは承知の上で長期的に見て大きなリターンを得たいという場合には、例えば主要先進国の株式に投資するインデックスファンドなどを検討すると良いでしょう。
株式ファンドは少し心配という場合は?
ある程度リスクを受け入れる覚悟はあっても、株式ファンドなどは少し心配という場合には債券と株式の性格を併せ持った転換社債などを検討してみても良いでしょう。
値下がり時には債券の価値があることで下値が限定的ですが、株式が上昇した時は株価に連動して債券価格が上昇します。
途中の値下がりがどうしても気になる場合は?
投資信託は値下がりこともありますが、長期保有することで運用成果が期待できます。しかし長期保有するためには、短期的な値下がりに戸惑うことなく保有し続ける必要があることを理解しておきましょう。
しかしどうしても値下がりが気になるという場合には、バランス型ファンドのうち値下がりを一定水準まで抑えることを目標にしたものを選ぶと良いでしょう。
貯蓄を増やすために自分に合う投資信託選びを
投資信託には様々な種類がありますが、今どこの市場が魅力的なのかなど、プロの運用チームが資産配分や銘柄の選択をしてくれるファンド、運用コストが安いファンドなどにも注目してみると良いでしょう。
確実に貯蓄を増やすために、そして上手に資産運用していけるように、自分に合う投資信託を選ぶことが重要です。