この投資信託が良い!分散投資を行う時の具体例

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資産を運用する際に取り入れていきたいのは分散投資です。投資対象を多様化させ、資産運用に伴うリスクを低減させながらリターンをめざすという方法です。
1つの金融資産に全ての資金を集中させてしまうと、その資産の運用がうまくいかなければ大きな損失を抱えることになるかもしれません。
しかし複数の資産に分散させればそれぞれの金融資産が抱えるリスクは異なりますので、リスクを回避できる資産も存在することになるので安定的な収益を期待することができます。
具体的なリスク分散方法は、株式や債券など商品、国内外の国や地域、円やドルなどの通貨、積立など時間という分散を行う考え方があります。

 

商品の分散

資産運用できる金融資産には、株式、債券、投資信託、年金、保険、預貯金などがあります。
バランス型投資信託など、国内外の株式や債券など幅広い投資を行う商品も国際分散投資として活用できます。

 

地域の分散

国内外、新興国と先進国、アジアと欧州といった国や地域で分けることができます。
例えば株式や債券にも国内のものだけでなく、外国株式や外国債券もありますので、外国株式や債券で運用する投資信託を利用することで地域分散が可能になります。

 

通貨の分散

日本は円が通貨ですが、他にも米ドル、豪ドル、トルコリラ、南アフリカランドなど世界には様々な通貨が存在しています。
円で保有するだけでなく外貨にも投資を検討することで通貨の分散が可能です。外貨建てMMFや外貨建て商品の購入で通貨分散することが実践できます。

 

時間の分散

一定額を積立などで定期的に投資していくことにより、一時的な価格変動リスクを分散させることが期待できます。
さらに積み立てていく銘柄や商品を多様化することにより、さらなる分散効果が期待できるでしょう。

 

リターンを大きく望めばリスクも高くなる

株式や債券、不動産など様々な資産がありますが、どの銘柄に対してどのくらいの割合で分散して行けば良いかという完璧な答えはありません。
投資先や配分比率を考える時には、自分がどのくらいの損失なら受け入れることができるかを基準に考えることが必要ですので人それぞれということになります。
分散投資によりリスクを振り分けていくことで、ある程度のリスクは回避できるでしょう。まずはハイリターンでリスクの高い商品を選ぶよりも、リスクも低く、長期的に見れば安定したリターンを得ることができる商品を選択することを検討してみると良いでしょう。

 

まずは基本的な分散投資の実践を

異なる商品性格のもの、例えば株式と国債を保有する場合、異なる地域のものを持つことで、日本株式、日本債権、海外株式、海外債権という4つの対象資産へ分散することができます。
商品性格と地域で4つに分けた投資対象資産を伝統的4資産といいますが、このような資産に資金を振り分けることで基本的な国際分散投資が可能になるでしょう。

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