投資信託の特徴と言われている「分散投資」ですが、なぜ必要なのかを理解した上で投資を始めるようにしましょう。
分散投資は複数の資産に投資することで、リスクを分散させるためにとても大切なことと言えます。
1つに投資先を集中させるリスク
どれだけ良いと思っても、1つの投資先に資金を集中させてしまうことはとても危険です。損失が出た場合、投資した資金を全額失う可能性も否定できません。
しかし投資信託は複数の資産に投資するので、国内の株や債券は下がったとしても、国外の株だけは上昇しているということもありえます。
投資の対象を複数の資産や地域に分けることで抱えるリスクを分散するという考え方の投資方法です。
投資信託の投資対象は？
また、国内外の株や債券、不動産、コモデティ（商品）など色々なものを対象に投資ができる商品が揃っているので、個別で購入することは抵抗を感じる新興国の株式や原油などでも手軽に購入することができるでしょう。
色々な資産に投資する「バランス型」の商品なら、1つの銘柄を買うだけで分散投資ができます。
投資対象だけでなく時間も分散できる
そして投資信託で毎月一定額を購入していく積立投資を行った場合には、時間分散を使うことができます。
相場は良い時もあれば悪い時もあります。どのタイミングが一番良いのかの判断は、初心者はもちろんプロでも難しいものです。
しかし毎月積み立てていくことでどのタイミングで買うかを悩むことがなく、価格が安い時には多く、反対に高い時には少し買うことができます。
長期に渡り投資を続けることで、購入価格を低く抑えることができる効果を得るなど、上手く投資していくことができるでしょう。
投資信託は良いタイミングで売ってもOK
なお、投資信託は必ず長期で持つ必要があるわけでもありません。購入した後で価格が上がり利益が出たら利益確定して売っても良いのです。
どのくらいの利益が出れば確定するべきか人それぞれですが、利回りを意識しながら何％利益が出れば売ると決めておくことも方法の1つです。
大切なのはゴールを決めておくこと。いくらになれば売るでも良いですし、いつまで積立投資を続けるでも良いでしょう。
・ノーロード投資信託なら購入手数料無料
あまりにも相場が上下し変動を繰り返すなら、一旦度売って利益確定し、再度下がったタイミングで買い直すという方法もあります。
購入時の手数料がかからないノーロード投資信託なら、買い直す時や別の銘柄に乗り換える時にも手数料を負担する必要がないので活用しても良いでしょう。
投資信託で分散投資を始めてみては？
投資信託は世界の色々な地域、そして色々な種類の資産に投資できる商品です。分散投資をしなくていけないと構えることなく、少額から投資ができます。効率良く安全に増やしていくなら、投資信託を始めてみてはいかがでしょう。
