将来を考えてライフプランを設計する時、老後について考えている人はどのくらいいるでしょう。
20代や30代だと、まだまだ先のことだからと思うかもしれませんが、40代や50代になると段々実感が湧いてくることで資産形成についても真剣に取り組む傾向が強くなります。
もし今はまだ老後についてピンと来ないのであれば、まずは現預金をしっかり確保していくことを考えて行きましょう。
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資産を構築した後、運用で増やす
早い段階で資産を構築しておくことで、その先資産運用により増やすといった形にシフトしていくこともできるようになります。
また、全てを老後のために貯金するのではなく、マイホームの購入資金や子供の教育資金など、様々な場面で大きなお金が必要になることを考えて貯めておくことも必要です。
老後の資産形成に適した商品は?
老後の資産形成に最適だと言われる方法に「確定拠出年金」などがあります。最近では法改正により、加入できる対象者が拡大された「個人型確定拠出年金」の人気が高まっていますが、自分で年金資産を管理・運用できるという特徴があります。
自分で掛け金をどのように運用していくかを決める必要がありますが、運用をしたことがないという人の場合、どのように運用して行けば良いかという壁にあたる可能性もあります。
どのように運用すれば良い?
運用を成功させるには、何をいつ買っていつ売るべきかを当てることになりますが、確定拠出年金は何十年に渡る運用になるため、継続してこれらを的確に当て続けていくことは不可能だと言えるでしょう。
積立と分散投資で売買のタイミングを考えないようにする
このような問題を解決できるのが分散投資と積立投資だと言えます。例えば投資信託を使って色々な資産に投資することで分散投資が可能となり、毎月継続して一定額を購入し続けることで積立投資が可能になります。
長期に渡って投資を続けることは時間も分散させることになるので、どのタイミングが良いのかを考える必要もなくなります。
確定拠出年金も毎月一定の掛け金を払い、金融商品を購入する仕組みなので積立投資が自動的に可能な商品だと言えるでしょう。
確定拠出年金の資産の配分は?
ただし国内外の株式や債券、また、先進国や新興国など、何に投資していくかの配分が問題になります。
色々な資産に投資したくても、具体的にその比率をどうするかに頭を悩ませるかもしれませんが、この場合には単純にそれぞれの国や地域の市場や経済規模に合わせて配分を決めて行くと良いでしょう。
しかしそうなると外国(先進国)が8割以上を占めることになるので、あとは自分の判断で日本株や新興国を増やすといった形にしても良いかもしれません。
積立投資なら資産形成と資産運用が可能になる
色々悩んで売買のタイミングなどを考えるより、市場全体に連動した資産配分にしておけば、効率的な資産運用が可能となります。
もし預貯金だけではなかなか増えないという不満がある場合には、積立投資に目を向けてみてはいかがでしょう。