投資と言えば一般的には株式投資や債券投資をイメージすると思います。しかしこれらはある程度まとまった資金を必要とするので、投資を始めたくてもできないという人も出てくる可能性があります。
このような場合に目を向けて欲しいのが投資信託です。投資信託は1万円ほどの少額から手軽に始めることができますので、資金をたくさん持っていなくても大丈夫です。
また、投資信託は他にも様々なメリットがありますので、どのような特徴があるか確認してみましょう。
Contents
投資信託なら分散投資が可能
投資の基本は、保有する資産をいくつかに分散させる分散投資が基本です。リスクヘッジのために分散投資を行うにも、個人の投資家が一人でしようとするとやはり多くの資金が必要です。
しかし投資信託は小口のお金をたくさんの投資家から集め、大きな資金として運用するという仕組みになっています。色々な資産に分散投資してリスクヘッジすることが可能であると言えるでしょう。
運用方法がわからなくても大丈夫！
そして実際に投資を行う場合でも、株式や債券といった投資に必要な知識、そして手法などは段々と身についていくものであり、投資初心者がいきなり一人で投資しようとしても成功に至らないこともあります。
投資信託なら経済や金融などの知識を持った運用の専門家が投資家に代わり運用を行いますので、投資初心者でも投資を始めることが容易になります。
透明性が高い投資方法
投資信託は原則、毎日取引価格を示す基準価額が公表されていますので、資産価値や値動きの確認ができます。決算ごとに監査法人などが監査を行うので、透明性も高い投資方法だと言えます。
投資信託に関わる機関が破綻したら？
投資信託は、販売会社、運用会社、信託銀行など、それぞれの機関が役割を果たして成り立っています。
仮にこのような機関が破綻してしまった場合、投資を続けていた投資信託が無駄になってしまうのは困りますが、投資家のお金は投資額に関係なく制度上で守られるようになっています。
なぜ機関が破綻しても投資信託には影響しない？
販売会社とは投資信託の取引をする時の窓口としての立場です。お金は販売会社を経由し信託銀行が信託財産として管理することから、販売会社が破綻しても財産に影響はないといえるでしょう。
運用会社は運用指図を行う立場ですので、財産の保管や管理は行いませんので、やはり破綻したとしても財産に直接的な影響はありません。
投資信託の財産は信託銀行が管理することになりますが、この財産（信託財産）は信託銀行自体の財産とは別に分けて管理することが法律で義務づけられています。そのため信託銀行が破綻しても投資家の信託財産に影響はしないと言えるでしょう。
メリットを活かして投資を始めてみては？
投資信託はたくさんの資金を持っていなくても、投資初心者でも始めやすい投資方法です。さらに万一関係する機関が破綻してしまったとしても、制度上、投資家の信託財産は保全される仕組みですので、安心して投資を行うことができます。
