30代や40代のサラリーマンが考えたい資産形成とは?

  • LINEで送る

30代や40代のサラリーマンの場合、年収が300万円や400万円くらいという人が多いと思います。家族を養っていき、住宅ローンの返済に子どもの教育資金と、何かと出費がかさむ中で資産形成まで考える余裕はないと思うかもしれません。
しかしそれで何もしないままでは、本当に資産形成について考えなくていけなくなった時に手おくれになる可能性もあります。

 

まずはライフプランの設計から

まず資産形成の前にライフプラン(人生計画)について考えていきましょう。自分の10年後を想像してください。未婚なら結婚しているでしょうか。どのような家に住み、どのような生活を送っているでしょう。
自分の将来の目標を具体的に決めていくことで、現役世代を経て引退するまで、どのように生きていくかに合わせた資産形成を行います。

 

ライフプランの後は資産形成への準備

目標が決まれば老後を安定した生活にするための資産形成について準備していきましょう。収入から支出を差し引いたものに資産×運用利回りで積立てた資金が元手に残るお金です。
収入の高低よりも目標があるかどうかで貯蓄ができるかは決まります。仮に収入が多くても、目的がなければ全て使いきってしまいお金を貯めることはできません。
しかし収入がそこそこだとしても、具体的な目標に向けて毎月着実に積立てていけば貯蓄はできます。

 

給料から先に貯金が鉄則

給料を受取ったらまずは貯金です。仮に25万円の収入があれば既に5万円使ったつもりで最初に貯金し、残りの20万円で生活をしましょう。
仮に毎月10万円を貯めれば、10年で1,200万円、利回り3%で投資運用すれば7~8年で1,000万円を超えるでしょう。
しかし給料から毎月10万円を貯めていくことは一般のサラリーマンにとって現実的ではありません。それなら10年ではなく、20年かけて5万円ずつ貯めていけば良いことになります。
資産形成は貯蓄する期間をできるだけ長く設けることができることで、月々の負担を軽減させることができます。早く資産形成について考えた方が良いと言う理由はここにあると言えるでしょう。

 

手元に資金が貯まったら投資運用

元手資金がある程度貯まったら今度は利回りのよい投資運用を行うと、さらに資産を増やすことができます。
資産運用における考え方に「72の法則」というものがありますが、元本が2倍になる年利と年数を簡易に求めることができる法則です。

・72の法則の計算方法
「年利(%)×年数= 72」の式で算出しますが、「年利(%)」に年利率(複利)を当てはめ、元本が2倍になるために必要な年数を求めてみましょう。反対に「年数」に運用できる年数を当てはめることで2倍になるために必要な年利を求めることができます。

・3%で長期運用を目指す
例えば年利7.2%で運用できれば10年で資産が倍になることが分かるでしょう。しかし年利7.2%で運用することは容易ではありません。まずは3%くらいを目指して長期運用を心がけたほうが現実的です。

 

若いうちは問題なくても・・・

30代や40代だと老後までまだまだ時間があると考えてしまう人も少なくありません。実際若さから体は健康ですし、長時間労働でも睡眠を取れば回復できるほど元気もあります。
しかしいざ老後を迎えて働きたくても働けない状況だとしたら、手元にまとまった生活資金がないとたちまち生活苦に陥ります。サラリーマンのうちから、しっかり資産形成について考えておくことが必要だと言えるでしょう。

  • LINEで送る