投資信託とは?
投資信託はファンドとも呼ばれ、一言で言えば投資家からお金を集め、集めたお金をひとつにまとめて、大きな資金として専門家が株式や債券などに投資・運用する商品です。集めた資金の運用方針や投資対象は、それぞれの投資信託ごとに異なり、専門家が行います。
国内だけで投資信託は何千もの種類があり、どの投資信託に投資するかで損益も変わっていますが、主に「日本」「新興国」「先進国」という地域軸と「株式」「債券」「リート」の商品軸で、例えば「新興国の株式」「日本の債券」のように選択していきます。
気になる信託投資の平均リターンは?
投資信託のリターンの平均は、過去の推移などからチェックすることができます。
例えば下記の表を見てみましょう。
http://myindex.jp/major_i.php
各資産クラスに均等投資した場合の平均値は、おおよそ20年で5〜6%ということが分かります。この時に注意しなければならないのは、「信託投資は毎年5〜6%ずつ増えていく」というのではないということです。単年ごとの利幅は幅広く、上の表を見ても年によってはマイナスとなり損が発生している時もあります。また投資信託は、投資する資産クラスで利回りは変動します。
信託投資の運用で得られるリターンは、市場環境などにより変動します。他の投資案件同様リスクもリターンもあり、運用によって生じた損益は投資額に応じて、すべて投資家に帰属します。銀行預金などとは異なり、元本は保証されていないことにも注意が必要です。
投資信託でリターンを得るには?
投資信託の平均リターン5%はキープしたい、そう考える人も多いと思います。投資信託で年利5%をキープするためには、「複数の投資信託と組み合わせる」もしくは初めから株や債券、地域などによる投資の割合をバランス良く組み合わせた「バランスファンド」を利用する方法をとると良いと言われています。複数の投資信託を組み合わせる場合は、自分でファンドを選ぶことになります。バランスファンドは最初から商品に例えば日本株式・債券、外国株式・債券がそれぞれ25%ずつなど、資産の配分が最初から決められているのが特徴で、自分で投資信託を組み合わせて運用する手間はありませんが、希望の利回りに近いバランスファンドを探すのに時間がかかるかもしれません。バランスファンドはリバランスが行われ、例えば日本株式の調整があまり良くなく、外国株式の調子が良い時には資産の割合で、外国株式が増えてしまいます。そのような時には外国株式を売り、日本株式を買って元の割合にリバランスします。
投資信託のリターン平均値をキープし、着実に資産を増やしたいと思っている人は多いと思います。開設する口座によっては確定申告が必要なケースもあり、また売買など各種手数料やリターンの税金などにも注意しながら、投資信託を組み合わせて上手に運用していきましょう。