給料の何%を貯蓄するのが理想?月収と貯蓄の割合目安

  • LINEで送る

貯蓄は毎月コツコツと継続的に行うのが理想的ですが、やりくりに追われてどうしても後回しになってしまいがちという方も多いのではないでしょうか。一口に貯蓄の割合と言っても、家族構成やライフスタイルによっても異なります。家族構成別に、目安となる月収と貯蓄の割合を見ていきましょう。

最低貯蓄目安ラインは月収の10%

月収から貯蓄に回す割合目安は家族構成やライフスタイルによっても異なりますが、最低でも10%は貯蓄に回し、3ヶ月分の給料を確保しておくことが一つの目安となります。 10%を貯蓄に回すことができれば、 10ヶ月間で 1ヶ月分の給料を貯められることになります。そうすると約2年半で3ヶ月分の給料を貯蓄することができ、体調を崩して仕事を離脱しなければならなかったり、転職活動をする際にも少し余裕を持つことができるでしょう。月収の10%にボーナス分を上乗せして貯蓄できれば、さらに安心です。

独身と子なし、子あり夫婦の場合は?

それでは家族構成別に月収と貯蓄割合の目安をみていきましょう。

独身・一人暮らし 10%
独身・実家暮らし 30〜40%
夫婦・子なし 1 15〜20%
夫婦・子あり(小学校低学年まで) 20%
自営業や派遣・アルバイトなど 15〜20%

独身・一人暮らしの貯蓄割合目安が一番低いということに、意外な印象を受ける方もいらっしゃるかと思います。独身で一人暮らしだと光熱費から家賃、食費まで全てを月収からやりくりしなければなりません。独身だからと貯蓄に多く回しすぎてしまうと、逆に毎月の生活費が回らなくなってしまう可能性があります。
そのほか子どもがいる夫婦の場合は、子どもが小さいうちにしっかりと貯めておきましょう。成長に伴い、習い事をはじめたり子どもが私立学校に行きたいと言い出すなど、教育費の出費が大きくなります。また会社員ではない自営や派遣スタイルなどで働いている場合は、月収に対してやや多めの割合で貯蓄ができるようにすると安心です。

一口に貯蓄といっても、家族構成やライフスタイル、雇用形態によって貯蓄目的や収入に対する貯蓄割合が異なってきます。独身だからと言って貯蓄がしやすいわけではないので、月収と必要な生活費のバランスを見て無理なく長く貯蓄できる額をまずは算出することが大切です。また夫婦の場合では子どもの有無や人数で必要な貯蓄の目標額が変わってきますが、家族を持っていれば長い人生において大きな支出が続く時期は必ずでてきます。なるばくそれまでにできるだけ貯蓄を増やしておくことを意識し、まだ子どもがいない時期などの「貯め時」には、月収に対して多めの割合でしっかりと貯蓄することを心がけましょう。

月収の一定割合をコツコツと貯蓄できる人はしっかりお金が貯まり、経済的・心理的に余裕が生まれます。まだ定期的な貯蓄ができていないという人は、自分の置かれている状況を確認して、月収から決まった割合を貯蓄するところから始めてみてはいかがでしょうか。

  • LINEで送る