どれくらい貯蓄すればいいの?年収別貯蓄金額の目安

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手取りと年収の基本関係

実際可能な貯蓄額を計算するために、自分の「年収」に対する「手取り額」を把握しておきましょう。「年収」とは、給料やボーナスに税金や社会保険などを含んだ報酬の合計のことで、「手取り」は年収から税金や社会保険料などを差し引いた、実際に手に入る金額のことです。会社員の方は、源泉徴収書などで手取り金額を目にして、実際に得た額の少なさに一度は驚いた経験もあるのではないでしょうか。

年収別の手取り金額目安は下記となります。

年収 手取り
200万 150〜170万
300万 200〜240万
400万 280〜320万
500万 360〜400万
600万 430〜490万
700万 500〜550万
800万 560〜620万
900万 610〜660万
1000万 650万〜720万

※手取り金額や税額などは、同じ年収でも扶養家族の人数などで変わってきますので、目安としてお考えください。

いかがでしょうか?

ここに、家族構成別の貯蓄割合目安を当てはめてみましょう。

独身・一人暮らし 10%
独身・実家暮らし 30〜40%
夫婦・子なし 15〜20%
夫婦・子あり(小学校低学年まで) 20%
自営業や派遣・アルバイトなど 15〜20%

年収300万・独身・一人暮らしの場合は年収に対する貯蓄の目安は30万となり、1ヶ月換算すると2万5,000円となります。上記の一覧は「年収」に対する目安ですから、実際の手取りベースで考えると年収300万・手取り220万の場合で220-30=190万で年間生活をする計算となります。1ヶ月で考えると、年収300万の場合約16万で生活ができれば、毎月2万5,000円の貯蓄は確保できる計算です。

22歳から働き始めたと仮定すると、コツコツ貯蓄をすることができれば30歳までには240万円が貯まっている計算になり、これが一つの貯蓄額の目安となります。

年齢などの現状で変わる貯蓄目安

ライフステージやスタイルによっても備えておくべきお金の額は変わってきます。例えば現在貯蓄ゼロの人は、まずは3ヶ月分の給料を貯蓄することから始めましょう。そうすることで、入院や転職など、働けなくなった時のリスクをある程度回避することができます。

緊急用の給料3ヶ月分がたまったら、次は「将来のための貯蓄」をしていきましょう。緊急用の貯蓄と別口座にしておきば、管理がしやすいのでオススメです。「将来のため」の貯蓄がある程度まとまったら、次は「老後のための貯蓄」とステップを踏んでいきます。

またこれから結婚や車・不動産購入などを考えている人は、月々の貯蓄額目安とは別に、目的別の貯蓄が必要です。例えば結婚式は、披露宴などを行うと200万前後が必要となるので、結婚式から逆算した月々の貯蓄額を計算することになります。車や不動産購入にローンを利用する人は珍しくはありませんが、結婚式もブライダルローンを利用する人が少なくありません。ローンは便利ではありますが、その後の人生、住宅購入や子どもの教育資金などまとまったお金必要な局面が増えますので、できるだけ貯蓄した中でやりくりができれば、その後も貯蓄がしやすくなるでしょう。

今回は年収別の貯蓄額の目安をご紹介しましたが、個人の家庭状況や勤務先の福利厚生・退職金の有無などによっても貯蓄額の目安は変わってきます。まずは給料の3ヶ月分から始めて、定年までに老後に必要といわれている3,000万をどのように貯蓄していくのか、普段から意識しておくことが大切です。

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