ここをチェック!個人年金に入る時に重要な2つのポイント

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「公的年金があてにならない」と考える人が多い現在、注目を浴びている個人年金保険。検討をしている人も多いと思いますが、保険会社も種類もたくさんある中で「商品選びが大変」と感じている人もいるのではないでしょうか。

個人年金保険を検討する際に、チェックすべき大きな2つのポイントについて見ていきましょう。

まずは基本の「確定」「保障終身」「夫婦年金」をチェック

・ 確定年金吠えkん
その名が示す通り、受け取れる年金額が確定している個人年金保険です。契約時に定めた年齢まで払い込みを続け、払い込み完了後契約した一定期間年金を受けることができます。受け取り金額が確定しているため、万が一契約者が受給開始前に亡くなったとしても、契約時に定めた遺族が契約者に支払われる予定だったお金を受領できます。

・ 保証終身年金
確定年金が契約時に定めた一定期間年金を受領できるのに対し、終身年金は年金受領に期限がなく、契約者が亡くなるまで年金を受領することができます。そのため終身保険は長生きすれば得ですが、逆に受給開始時から早く亡くなると払い込み金額よりも受領する年金が大幅に下回る可能性があります。そのため受領期間に一定の保証期間をつけた「保証終身年金」として商品化されていることが多く、保証期間内に契約者が亡くなった場合は、保証期間内の受領すべき年金の残りが遺族に支払われるなどの保証がされるようになっています。

・ 夫婦年金
終身保険を夫婦単位にしたものが夫婦年金で、夫か妻いずれか一方が生存していれば年金の受領を継続できるものです。こちらも終身ですので、保証期間が設定されているものも多くあります。

定額か変額か、「運用方法」をチェック

次に、年金保険の運用体制についてチェックをしましょう。個人年金保険として一般的にイメージされている「定額型」の個人年金保険は、受け取り年金額が払い込み総額を下回ることがなく、安全性を求める人に向いています。一方
「変額型」の個人年金保険は、保険会社の運用実績によって受け取ることのできる年金額が変動します。相対的に高い収益を得られる場合もありますが、元本割れのリスクもあり得ます。中には元本保証がされている変額型の商品も有りますので、商品の性質を良く確認しておきましょう。

定額と変額の個人年金保険の特徴を簡単にまとめると、下記のようになります。

・定額
運用比率:あらかじめ決定
元本保証:あり
運用:保険会社が一定勘定で運用
リスク負担:保険会社

・ 変額
運用比率:運用結果で変動
元本保証:基本的になし。中には保証がある商品もあり。
運用:契約者が特別勘定(複数種の投資信託)で管理
リスク負担:契約者

このほか貯金・投資信託や株などを比較した場合と同様に、インフレリスクについて定額は対応が困難、変額は対応可能ということになります。

個人年金保険の契約に、正解はありません。それぞれのメリットやデメリットをきちんと把握することが大切です。商品のポイントを良く確認して、納得いく形で老後へ向けた準備を進めましょう。

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