みなさんの中で“個人年金保険の転換を進められた事がある”という人はいませんか?
もしも心当たりがないとしても、実際は保険の転換だったという事があるかもしれません。
今回は、個人年金保険の転換について、注意すべき点を解説したいと思います。
そもそも個人年金の転換とは何だろう
まずは、個人年金保険の転換の概念についてお話ししますね。
簡単に言うと、現在の保険をやめて、同じ会社の新規の保険に加入する事が転換です。
今度は、転換の利点と不利点についてお話ししましょう。
メリットとデメリットはもちろん、全体としてどうなのかに注目ですよ!
個人年金保険の転換の利点
個人年金保険を転換する利点は、今まで支払ってきた保険料を活用して今後の保険料の負担を減らすことができるという点です。
全額払うのではありませんので、新しい契約に見直したいという理由であれば、これは利点になるでしょう。
個人年金保険の転換の不利点
個人年金保険の転換の不利点は、転換時の年齢で保険料がもう一度計算され直されるので、年齢が高くなった分、その保険料は割高になってしまうという事です。
再計算されるというのは少し意外でしたね。
保険会社の営業側としては、生命保険の見直しや更新時期や新商品について言及してくる事がありますが、それは実は、個人年金保険の転換の話を持ち掛けているのかもしれませんよ。
また、終身保険に関する保険料は、転換時の予定利率で再計算されます。
予定利率の高い時期に加入した保険は不利になるのです。
実際のところ、過去の予定利率の高い商品から予定利率の低い商品へ転換を進めるケースが少なくないという事です。
転換にもいくつか種類がある
個人年金保険の転換にはメリット・デメリットがある事は分かりましたね?
転換の方式として、定期付終身保険への転換は「基本転換方式」、「定期保険特約転換方式」、「比例転換方式」の3つあります。
なぜ転換の種類を明示したかと言いますと、どのタイプを選択するかで保険料やその後の配当金に差が生じるからです。
こうした事が分からないままに転換を行ってしまうと、そもそも転換する事自体がそれぞれにとって利益があるのか、そしてその転換の種類によってどのような結果になるのかを判断できなくなってしまうからです。
以上、転換のメリット・デメリットについてお話ししましたが、保険商品はかなり複雑な仕組みになっています。一般の方ではわかりにくい用語や説明に苦慮する場合も少なくありません。
やはりプロのアドバイスを受けた方が問題解決の早道であるのですが、経験豊かなプロのFPの話しはどこで聞くことが出来るのでしょうか。
将来設計を考慮したお金の計画は、マネーセミナーで学ぶことができます。
適切な知識とノウハウを身に着けて、賢い選択をするために、親切丁寧なアドバイスを受けてみるのが一番かもしれませんね。