誰しも、資産運用は失敗したくありませんよね。
老後の資金や教育資金、住宅購入資金など、ライフステージによって資産運用の目的は異なります。
今回は、みなさんに合った資産運用とは何か、一緒に考えていきましょう。
資産運用の計画の立て方
まずは、資産運用の一般的な計画の立て方を知りましょう。
はじめに確認することは、あなたの年齢、保有している資産総額、投資期間です。
次に、資産運用の目的をはっきりさせます。
目的は何かと聞かれて、「お金を儲けるため」という回答はあまり好ましくありません。
その理由は、マネーゲームに陥ってしまうと、失敗した時に取り返しがつかなくなるからです。
資産運用を行なう場合の、リスクマネジメントはしっかりできているでしょうか?
投資は緊急準備資金として普通預金に残すものや、すでに使用目的が明確なお金以外の余裕資金で行いましょう。
・資産運用の目的が決まったら
資産運用の目的と、現状把握が完了したら、「アセットアロケーション」を考えることになります。
「アセットアロケーション」というのは、今あるお金をどこにどの程度投資するかという資産分配のことです。
実は、このアセットアロケーションによって投資成果の80%以上が決定してしまうという分析結果もあるのです。
資産運用のリターン(収益)には「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」という二つがあります。
インカムゲイン(income gain)とは、資産運用に際して、ある資産を保有することで安定的・継続的に受け取ることのできる現金収入のことを指します。銀行預金や利付債券の受取利息、投資信託の収益分配金がそれに該当します。不動産投資の場合は家賃収入です。株式投資の場合、株主が企業から受け取る配当金がインカムゲインとなります。
これに対してキャピタルゲイン(capital gain)は、保有していた資産の値段が変動することによって得られる収益のことを指します。この場合の資産とは土地、建物、絵画、ゴルフ会員権、貴金属など幅広いもので、株式や債券などの有価証券も含まれます。一般的に価格が変動するものを安く購入して、高くなった時に売却して得られる値上がり益がキャピタルゲインです。
あなたの目的と現状に合わせて、どのくらいのリスクとリターンを取るのかが重要ですが、
これを検討するにはプロの専門家に相談するのが望ましいと思います。
資産運用を始めるにあたって
資産運用は、目的に合わせて計画的に行っていくのが大切です。
人生にはライフステージというものがあり、それぞれの段階で達成すべき目標が異なります。そのライフステージが資産運用の計画の大枠を作っているとすれば、考えやすくなりますよね。
例えば、老後資金が必要なライフステージもあれば、教育資金や住宅購入資金が必要な場合もあるでしょう。
それまでに準備をしていなかった場合、ちょうど必要なタイミングで資金を捻出できるかどうか、想像してみて下さい。
果たして、老後になってから老後の資金作りができるでしょうか?
アセットアロケーションをどのように配分したらよいのか、リターンを得るためにご自身は「インカムゲイン」で運用するのか「キャピタルゲイン」を狙うのかは個人により様々ですがそれを投資初心者だけで判断するのは困難ですし、危険も伴います。
銀行や証券会社に相談するのは何か商品を売りつけられそうで怖い、そんな方にはお金の専門家であるファイナンシャルプランナーに相談することをおススメします。
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