気になる夫婦世帯の貯蓄、年収はどれくらいなのでしょうか?

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夫婦で生活している世帯はどれくらいの貯蓄があり、一体どれくらいの年収で生活しているのでしょうか?
今回紹介するのは、夫婦世帯の中でも“勤労者世帯”における貯蓄額と年収額です。
勤労者世帯というのは、世帯主が企業や事業所に就業している世帯のことを言います。
ちなみに企業の社長や役員、個人事業主などが世帯主の場合、“勤労者世帯”には該当しません。
簡単に言うと、世帯主が一般の会社員である夫婦世帯の貯蓄、年収のデータです。

夫婦世帯の貯蓄額(平均・年代別平均、2017年版)

 平均額:1,327万円
 29歳以下:401万円
 30代:634万円
 40代:1,074万円
 50代:1,641万円
 60代:2,116万円

この貯蓄額は、預貯金以外にも生命保険の解約時返戻金、有価証券なども含まれています。
また負債に関してはカウントされていないので、貯蓄額は大きくても借金をしているという世帯もデータに含まれています。
そして世帯主だけの貯蓄額ではなく、あくまで夫婦世帯全体の貯蓄額を表しています。
全体的に、想像よりも貯蓄額が大きいと感じた方もいるのではないでしょうか。
ただ、実はこの貯蓄額を過去10年の推移で見てみると、ほとんど横ばい状態で変動は少ないのです。
ただ唯一29歳以下の貯蓄額だけ、前年度から急激に増加しているのです。
これは老後の生活に不安を感じて、若い内から資産形成をしていこうと考える若い世代が増加していることが要因の1つでしょう。

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夫婦世帯の年収(平均・年代別平均、2017年版)

 平均額:722万円
 29歳以下:513万円
 30代:609万円
 40代:765万円
 50代:855万円
 60代:620万円

夫婦世帯の貯蓄額に比べて、年収は大体予想通りの額が並んでいる印象です。
むしろ世帯全体の年収と考えると、どちらかと言うと少ない印象すら受けます。
10年ほど前と比較すると、やはり各世代で年収は右肩下がりになっています。
29歳以下から徐々に年収が上がっていくのは、年功序列や経験によって収入が増えるためです。
60代以降に一気に平均年収が落ちるのは、定年退職される方が増え、低収入の世帯数の比率が増えることが原因です。
先ほど29歳以下の世帯の貯蓄額が増加しているという話をしましたが、実は年収も29歳以下は年々増加傾向にあります。
その原因は、将来のために給与の待遇がいい企業に就職しようとする世帯主が多いことと、夫婦で長い時間働くという世帯が増えていることでしょう。
29歳以下の世帯では、夫婦2人ともがフルタイムで働いているというケースも少なくありません。
ただそれも30代や40代になると、子供ができるケースが増え徐々に減少していきます。
ここまで紹介した夫婦世帯の貯蓄、年収の平均額を参考にしながら、自分の世帯の額と照らし合わせて、理想的な額を維持できるように努力しましょう。

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