投資信託と一口に言っても、細分化すればそれぞれの特徴は違い、向いている投資スタイルも大きく異なります。
今回解説するのは、上場投資信託の1つである「レバレッジ型上場投資信託」です。
レバレッジ型上場投資信託の特徴を知り、資産形成の1つとして活用して頂きたいと思います。
Contents
上場投資信託の1つ「レバレッジ型上場投資信託」の概要
上場投資信託の1つであるレバレッジ型上場投資信託とは、日経平均やTOPIXといった株価指数の単純な変動率ではなく、2倍のボラティリティを示す指数と連動しています。
レバレッジ型上場投資信託と連動している指数には、「日経平均レバレッジインデックス」、「TOPIXレバレッジ指数」等が挙げられます。
特徴は何と言っても、通常の上場投資信託に比べて価格の変動率が倍になるという事です。
例えば先ほど紹介した「TOPIXレバレッジ指数」と連動しているレバレッジ型上場投資信託に投資する場合、もしTOPIXの株価が上がると、その株価の2倍変動します。
2倍変動するという事は、獲得出来る利益も通常の上場投資信託の2倍という事になります。
またレバレッジ型上場投資信託には、価格の変動が激しいという特徴もあります。
ただ変動の幅が小さければ、大きな利益を獲得する事は出来ません。
そしてもちろんレバレッジ型上場投資信託には、通常の上場投資信託が持ち合わせているメリットもあります。
投資信託における銘柄選びの時間が短縮出来る上に、極端な話連動している指数をチェックしておけば、取引が成り立つのです。
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上場投資信託の1つ「レバレッジ型上場投資信託」の活用方法
上場投資信託の1つ「レバレッジ型上場投資信託」は、それほど取引に長い時間を使えない方におすすめです。
従って、レバレッジ型上場投資信託の強みを最大限に活かすのであれば、限られた時間でのスキャルピングトレードがおすすめです。
短い時間でも大きな利益を獲得出来る可能性は十分にあります。
またレバレッジ型上場投資信託において重要なのは、何と言っても連動する指標です。
取引と同じく、限られた時間で株価をチェック出来るような環境は必須でしょう。
上場投資信託の1つ「レバレッジ型上場投資信託」にリスクはあるの?
レバレッジ型上場投資信託におけるリスクを紹介しましょう。
まずレバレッジ型上場投資信託最大のリスクは、利益が通常の上場投資信託の倍になる反面、損失も倍になるという事です。
変動率が倍になる訳ですから、株価が下がれば、レバレッジ型上場投資信託の価格はそれの倍下がってしまいます。
また、長いスパンでの投資にあまり向いていないという特徴もあります。
2日以上保有しているだけで、少しずつ価格が指数から乖離してしまうというのがレバレッジ型上場投資信託の特徴であり、リスクでもあります。
長期トレードになればなるほど、元本割れのリスクも上がってしまうので注意が必要です。
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