投資信託で大損するリスクを抑えるためにはどうすれば良い?

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投資信託は投資の中でも株式や債券と比較するとリスクが低いといわれています。ただしやはり投資という分野ですから、全くノーリスクというわけではありません。投資信託を行うにあたって、リスクを最小限に抑えることで大損することを防ぐ方法を探りましょう。 

そもそも投資信託は投資の中では低リスクである

 投資信託は自分ひとりの資金を運用に活用するのではありません。投資家が集団になって資金を集めて10~100億円単位で株式や債券などの運用を行います。

そして投資信託は1つの資産に集中して投資するのではなく、いくつかに分散させて投資を行います。一方がだめでも一方が成功する場合があるため、単独で株式や債券を運用するより大損する可能性は低いでしょう。ただしリスクを分散したとしてもリスクが完全に消えるわけではありません。

投資信託を行う上でのリスクを知っておこう

 株式と同じように価格は日々変動します。債券型投資信託の場合は、市場金利とは逆の動きをします。例えば金利が上昇すれば債券価格は低下し、ファンドの価格も低下します。

投資信託の中には、海外の株式や債券、不動産なども多く存在し、そのものの価値の変動以外に為替の動きにも左右されます。投資信託は元本が保証されるわけではありませんし、販売主が支払い不能になれば大損する可能性もあります。

 価格変動リスクの低い投資信託を選ぶ

 投資信託のリスクを最小限に抑えるために、債券型投資信託など価格変動のリスクが低い投資信託を選びましょう。通常であれば複数の資産に分けて投資を行うことが投資信託の特徴でありリスクを軽減できるメリットでもあります。

債券型投資信託は国や国の機関、法人などが発行する債券を投資対象としています。

投資信託の中でも価動きが少なく安定していますし、株式と反対の動きをするので、株式型投資信託と組み合わせればポートフォリオ(安全な資産と危険な資産の最適保有率のこと)全体の値動きも安定します。

債券型投資信託は、大きく利益を上げたいという人には物足らなさがあるかもしれません。しかし安定して利息収入を得たい人には最適な投資信託ですので、大損する可能性も低いです。

通貨を分散して為替変動へのリスク対策を

例えば外国の資産だけのファンドは、為替の急激な変動による影響を受けて商品の価値が変動します。上昇した時は良いですが下落した時のダメージも大きいでしょう。

しかし複数の国の資産を組み合わせたファンドであれば、1つの国の資産に集中して投資するより為替が変動するリスクを軽減できます。

金利や為替の影響を受けやすい特徴があるため、長期に保有すれば相場が急激に変動したとしてもその影響を最小限に抑えることができます。定期的に分配金があるファンドもあるため、長期で保有することで受け取ることができます。

ドルコスト平均法を利用した時間分散も必要

 価格は日々変動します。価格が安ければ多くの口数を購入できますし、逆に高い時は少ししか購入できません。購入時期も分散させれば、高値で購入するリスクも軽減できます。

 投資信託で大損しないために

 大きく損はしないタイプと言ってもやはり投資です。リスクを最小限にするためには、安定した利益を得て行く方法を実施することが望ましいといえます。

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