貯金することを考えた時に、給料や年収のどのくらいを目安にして貯めて行けば良いのかと考えたことはありませんか?そのような場合に目安にしたいのは年収で、年収の何割を貯金に充てるべきかを考えて行きましょう。
年収から貯金額を決めるメリット
毎月いくら貯金するというよりも、月によっては誕生日が重なっていてお祝いに出費がかさんだりすることもあるでしょう。逆にボーナスを貰えばいつもよりも多い額を貯金しても余裕が出ます。毎月定額を貯金する方法だと負担を感じて挫折してしまう人の場合には、年単位で考えることで少し贅沢する月と節約する月とを分けて考えることができるので日常にもメリハリがついてストレスが溜まりにくくなります。
20代の平均貯金額は?
厚生労働省の調査では、平成25年の20代平均貯金額は約160万円でした。20代は大学や専門学校を卒業して働き始める世代で、人によって仕事に就く年齢は違ってきます。大学卒業して社会人になった場合で30代になるまでに約8年は働いていることになります。この160万円という平均貯金額を8年で割ると、年間20万円は貯金していることになるので働きだしたばかりでもしっかりと貯金しているようです。
忘れてはいけないのが先取り貯金
貯金するのなら先取り貯金を実行するようにしましょう。先取り貯金は貯金が出来る人と出来ない人をはっきりと分けることになり、貯金出来る人は必ず先取り貯金をしています。給料を貰ったらまず貯めて行く口座に先に貯金するお金を入金していくことが大切で、逆に生活費を使った後に余りを貯金するという方法ではまずお金が余ることはありません。貯金がうまくいかないと感じている人の多くはこの先取り貯金が実行できていない場合があります。
目標は年収の10~15%
最初の目標として年収の10~15%を目安として貯金していくようにしましょう。例えば年収の10%、もしくは15%を貯金に回した場合、それを何年続ければ1,000万円に到達できるかは次の通りです。
・手取り年収300万円の場合
年収の10%を貯金した場合の年数は約34年、15%貯金した場合の年数は約23年
・手取り年収500万円の場合
年収の10%を貯金した場合の年数は約20年、15%貯金した場合の年数は約14年
・手取り年収700万円の場合
年収の10%を貯金した場合の年数は約15年、15%貯金した場合の年数は約10年
無理のない金額を継続して貯めること
年収の何割を貯金するかは、まず10~15%を目標にして収入が上がってくれば20%というように少しずつ増やすと良いでしょう。また、目標とする額を決めてから逆算して何割を貯金していくかを決めても良いですが、最初に無理な目標額を設定してしまうと長く貯金していくことができなくなります。少額でもいいので継続して貯めて行くことが大切です。