今の日本では、預貯金の利息でお金を増やして将来必要な資金を確保することはできなくなりました。そのため投資に目を向ける人も増えてきている状況ですが、いざ投資を始めようと思ってもリスクがあることや実際いつから始めれば良いかタイミングがわからないという人も多くいます。できるだけ早く始めた方が有利になることは間違いないでしょうが、ある程度理解してから始めることが必要です。
投資の恐怖は暴落時期？
投資を長く続けていれば、いつかは暴落する時期に遭遇する時が来るかもしれません。市場が上昇している時にはたくさんの銘柄が値上りして喜びも大きいですが、暴落時期は下がったという恐怖が先にたって底値でも資産を売却してしまいがちです。再度買い戻すタイミングには値上りしてしまっているケースが見られ、この繰り返しが資産を減少される原因となり結果として投資を続けられなくなる場合もあります。市場が上昇した時や暴落した時に、いかに冷静に行動できるかが成功の鍵になるとも言えるでしょう。
タイミングを意識しなくて良い投資方法
投資を始めたいけれどまとまった資金が手元にないという場合には、積立投資を検討することになるでしょう。さらに積立であれば毎月少額から投資を始めることができますので、タイミングを意識しなくても良いことになります。ある程度まとまった資金がある場合にはやはりタイミングを考えることになるでしょうが、市場を予測することは不可能に近いため自分の投資を始めるタイミングで決定することになります。
積立投資ならドルコスト平均法が活用できる
投資の世界には「ドルコスト平均法」という方法がありますが、投資するタイミングを分散させる時に有効な投資（購入）方法です。投資商品の一定額を定期的に購入していくという方法で、価が高い時には少なく買い価が低い時は多く買うということができます。価が低下している時には平均購入単価が下がり投資収益が出やすくなり、逆に価が上昇している時には平均購入単価が上がってしまうことを考えれば下落している時にメリットがある方法ですが市場を予測することは困難です。
ドルコスト平均法の本当のメリット
ただし相場は常に上下にゆれ続けています。多くの投資資産は長期的に右肩上がりの傾向にありますが、複数の銘柄に継続して投資を行う投資信託などであれば価格変動のリスクを分散して平均取得価格を安くすることができると考えられます。
投資のタイミングに迷いがあるなら
積立で投資を行うため少額からコツコツと始めることができますし、金額ベースで購入できるため結果としてドルコスト平均法を活用した投資が可能となると言えるでしょう。投資のタイミングに迷っているという場合には、まずは毎月少しずつ始めることができる積立投資に目を向けてみてはいかがでしょうか。
