投資信託はどんな儲け方がある?買い方はどうすれば良い?

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投資信託を運用している時に発生する利益は、投資信託を売却した際に得る売却益(値上がり益)と投資信託から受け取る普通分配金です。投資した投資信託で儲けることができるかは、その投資信託の性格によるといえるでしょう。

 

 

投資対象は何?手数料体系は?

投資対象が利益を生みにくい商品になっていると、やはり利益を得ることは難しくなります。投資信託の収益性を下げてしまうものに販売手数料が高いことや信託報酬の負担があることもあげられます。信託報酬が大きい商品では運用益がかかりやすく利益に繋がりにくい要因になります。直接投資すればこの分のコストは下げることができますが、管理の手間や技術、時間、経験などを考えると初心者であれば投資信託を利用するほうが安心です。

投資信託のファンド数

日本国内の投資信託だけでも4,000を超えるかなりの数のファンドが存在しています。投資対象は日本の株式や債券、海外の株式や債券、不動産関連など、そしてそれらを複数組み合わせたものなど、投資対象は幅広く展開している状況です。国内や世界の経済情勢で値が上下するため、過去に起きたリーマンショックなど世界的に資産が値下がりして為替も円だけが強くなるといった局面では、ほとんどの投資信託が値下がりすることになるでしょう。

プロが運用するのに値下がりは避けられないの?

投資信託はファンドマネとういージャーというプロが運用を行います。そのため値下がりを避けることができるのでは?と考える人もいますが、投資信託の基準価額は相場と値下がりを共にします。それは投資信託の多くが株式や債券などの投資対象資産を純資産いっぱいに組入れていることが理由です。相場に合わせて保有する株式を増減できない理由としては、そのような運用自体がリスクになるからと言えるでしょう。数か月後に大暴落することをファンドマネージャーが予測し、保有株式を全て売却したとしましょう。大暴落の予想が当たれば損失を避けることが可能ですが、大暴落が起きなかった場合には他のファンドが相場に乗って値上がりし、そのファンドは値上がりしないからです。

・最大限の努力はされている状況

経済や市場の様子で危険を察知できた場合には、影響を受けることが小さいものに資産を移す努力はされますが、投資比率を大きく引下げないためにも市場全体が値下がりすればその影響を完全に回避するということは困難だと言えます。

投資信託で儲けるための買い方は?

投資初心者でも比較的安全に投資信託による運用が可能になる方法として、ポートフォリオの構築と長期投資を組み合わせる方法です。ポートフォリオ構築は投資額を分割してリスク度合いや値動きの原因が異なっている資産を組み合わせて所有します。例えば日本株式ファンド7割と海外債券ファンド3割というような組み合わせになります。10~20年先を見据えて成長しそうな資産を選択し、リスクを相殺しながら所有し続けることになります。

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