投資信託の分配金で生活するための条件とは?

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投資信託は分配金を受取ることができるものがあるため、投資信託の分配金で生活をすることを希望する人もいるでしょう。
しかし投資信託の分配金で生活するためには、必要な金額が分配金として継続して支払われる必要があります。

投資信託は比較的リスクの低い投資方法だといわれていますが、価格が変動してしまう価格変動リスクの他にも、多くの投資家がお金を集めて運用するといった構造上のリスクもあります。
そのようなリスクを踏まえた上で、分配金で生活をするためのファンド選びを行いましょう。

 

分配金生活に適したファンド

投資信託の分配金は運用実績に基づいて支払われますので、将来の分配金については予想がつきません。
その中でも安定して分配されることを考えた場合には、債券やREITなどに多く投資している「毎月分配型」のファンドは分配金で生活することに適した商品だと考えられるでしょう。

 

分配金利回りの確認

生活を送るにあたり、毎月の必要額が支払われることが必要です。
払出された分配金額から確認するなら、「投資金額÷基準価額」で購入する口数が計算できますので、口数に分配金額を掛けて1か月に受取る分配金額を計算しましょう。
現在の分配金額を継続して支払うことができるかについては「分配余力」という指標で確認することができます。
月数で表されていますので、分配金額のまま表されている月数は支払い可能な分配可能原資を持っていることになります。これの原資が少ないと分配金額が下がる可能性が出てきます。

 

上手な資産運用のために

分配金で生活を希望するなら、分配金額だけでなく投資対象が安定的と思われるものを選ぶことが大切です。
米国の不動産事情に不安がある時期には米国REITは避けたほうが良いでしょうし、新興国に不安がある時には新興国への投資は慎重になったほうが良いでしょう。世界情勢の情報を入手しながらファンド選びの参考にしていくことも必要です。

 

分配金は必ず保証されるものではない

投資信託の運用はファンドマネージャーが行うため、運用のプロに任せられるという安心感があります。
しかし将来の分配金は必ずしも保証されていないことに注意しましょう。市況の変化で金額が突然引下げになることもありますので、分配金に依存し過ぎる生活は危険です。

 

リスクを踏まえた上での運用を

ファンドは投資対象の異なるものをいくつかに分散して投資したほうがリスクを軽減できます。リスクを軽減したとしても、ファンドは突然運用が停止することがあります。
信託期間が無期限になっているファンドでも人気が低下し純資産総額が小さくなると維持費用を賄うことができなくなります。
そうなると繰上償還と称した運用終了が実施されますのっで、安としては純資産総額が30億円を下回るファンドは避けるようにしたほうが良いでしょう。

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