投資は素人には難しい。だけど預貯金に預けたままでは増えないし将来も不安という場合、投資信託で投資運用を考える人もいると思います。
投資信託の大きな特徴として、運用のプロに任せることができること、1万円など少額資金から運用できることなど、これまで投資から遠ざかっていた人でも身近に感じられることがあげられます。
敷居が低いことで注目されつつある投資ですが、本当にプロに任せたままで大丈夫なのでしょうか?
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投資信託はファンドマネジャーが運用をする仕組み
投資信託は個人投資家が出しあったお金を集めて、一任されたファンドマネジャーが運用をし、そこで出た利益はそれぞれの投資家に分配されます。
このような仕組みをファンドと呼んでいますが、ファンド=投資信託ではなく、行政管理下にない金融商品も含んでいます。
投資信託は投資信託委託業者が厳正な管理の中で運営されていますが、様々な銘柄があります。商品も株式、債券、不動産、貴金属など様々です。
投資信託のメリットだけにとらわれ過ぎないこと
投資信託は投資をしたいけれどまとまったお金がない場合、または自分でうまく運用する自信がない場合に手軽に始めることができるという特徴があります。
利益を上げるためには、購入したときよりも基準価額が高いときに売ること、そして決算の際に運用で得た収益が分配されることが必要です。
ただし運用をプロに任せるといっても、元本が保証されているわけではないということを理解しておきましょう。
利益も損失も投資家間で分配することになる
利益が出れば投資家間で分配されますが、損失についても出資金に応じて投資家が負担することになっています。
そして投資信託は様々な手数料がかかります。運用をプロに任せるということはその分手数料としてお金が必要だということです。
投資信託にかかる手数料とは?
投信に主にかかる費用は、以下の3種類になります。
・購入する時の販売手数料
・運用するため保有期間中毎年かかる信託報酬
・解約時する時にかかる信託財産留保額
なるべく手数料を抑えるには次のような投資信託を選ぶと良いでしょう。
・インデックス投信
インデックス投信の場合には、東証平均などに連動させる運用方法です。そのため組み入れる銘柄もある程度決まっており運用に手間がかからず手数料が安く設定されています。
・ETF投信
ETFは上場投信という証券取引所に上場している投信のことを言います。証券市場を通じて投資家同士が直接取引を行うため、販売者が間にいない分手数料が安い特徴があります。
・不動産上場投信(J-REIT)
ETF同様に証券取引所に上場している投信で、ファンドで主に不動産を購入し賃貸収入や売買益を投資家に分配するという仕組みになっています。一定の条件を満たすと法人税が実質かからないこと、内部留保がないことから、収益がそのまま分配金として出やすい特徴があります。
・ノーロード投信
購入時に販売手数料を支払う必要がありません。ただし販売手数料が発生しない分信託報酬が高くなっている場合もありますので、トータルの費用を確認することが必要です。
投資信託でできるだけ安全性を確保するために
投資信託は基本的にプロの運用を任せるという仕組みになっています。しかしどこに依頼するのか、コストとのバランスなどを考えておく必要があります。
運用中も自分のお金がどのような状態かを把握しておき、任せっぱなしにしないことが大切だと言えるでしょう。