無駄遣いはしないで節約を心掛けていても、なかなかお金が貯まらないと感じる人は少なくありません。この場合、家計と節約に対する考え方を見直すことで、貯蓄体質に変えることができるかもしれません。
生活費で残ったお金を貯める方法は間違い?
1円でも安い食材を購入しようと隣町のスーパーまで買いに行っているなど、様々な苦労を重ねているのにちっともお金が貯まらないという人はいませんか?
この場合、多くが節約した結果で残ったお金を貯蓄するという考え方をしているようです。しかし実際のところ、お金が手元に残らないので貯蓄が増えないという状況が起きています。
残ったお金を貯める方法で貯蓄が増えないなら、先に貯蓄をして残ったお金で生活するという逆転の発想に変えてみましょう。
例えば給料日に毎月一定額を積立ててみましょう。積み立てて行く額は無理のない金額でかまいませんので、まずはこの先取り貯金を実行することが必要です。
貯蓄の取り崩しを防ぐ
また、お金が貯まっても生活費が不足したから取り崩すことになっては結局同じことです。貯蓄の取り崩しを防ぐためには、勤務先に財形貯蓄制度などが利用できるのであれば利用しましょう。さらに金融機関の自動積立預金なども有効です。
強制的に積み立てて行き、簡単に現金化できない方法をなるべく活用するようにしましょう。
また、運用が苦手な人でも分散投資型の投資信託なら比較的低いリスクで始めることができます。分配金を受取ることができる投資信託なら、再投資をすることで複利効果も得ることがでるでしょう。
目的は貯蓄?それとも節約?
節約することはもちろんお金を貯めることにおいて必要なことです。しかしつい安いからいずれ必要になるだろうと買いすぎてしまったり、目玉商品やお買い得という文言で必要のないものまで買ってしまったりしたことはないでしょうか?
結局食材は使わなければ捨てることになるでしょうし、不要なものを前もって買ったことで既に買い備えていることを忘れるといったこともあります。そうなるとまた必要な時に買うことになって、無駄なお金が発生してしまいます。
あまりにも広告の安さばかりに注目するのではなく、本当に必要な時に必要なものを買うようにしましょう。
クレジットカードは実は危険?
また、クレジットカードはとても便利で使うとポイントが貯まるなどの特典もあります。ただし現金払いで購入するよりも、クレジットカード払いにした時のほうが平均23%消費が増えるというデータもあります。
現金が出費されないことで金銭感覚が狂うこともありますので、できるだけクレジットカードの使用は避けたほうがお金は貯まりやすいでしょう。
貯蓄方法の見直しで状況が改善されることも
貯蓄が増えないという人は、その方法を見直すことで改善される可能性があります。また、お金を置いていくという発想だけでは将来的なお金を増やすことはできません。ある程度貯まったら、そこから運用で増やすということも忘れないようにしましょう。