貯蓄をしていくことを考えた場合、毎月の生活の中でどの出費に問題があり、どの程度の出費なら許されるのかを考えて行くことが必要です。
収入に対する貯蓄の割合など、目安になる数字があれば現在お金が貯まらない理由について、どの部分を修正すれば良いかを考えていくことができるようになるでしょう。
今のお金の使い方は間違いない?
野菜や食品の価格が安い時には、きっと後で食べることになるからとついついまとめて買っていませんか?大量に買っても節約どころか、結局傷んで食べることができなくなると無駄遣いになってしまいます。
出費を抑えることで貯蓄を増やすことを考える人は、使った金額に目を向けてしまうようですが本当に注目したいのはどのようにお金を使ったかです。
出費を3つの種類に分類
まず毎月の出費について、生きていく上で必要なお金、必要ではないけれど欲しいから購入するなど浪費と言えるお金、将来の収入に繋がるお金の3つに分類してみましょう。
分類の方法は、購入した時に受け取るレシートを3つの種類ごとに分けておき、後は定期的に集計していくだけです。
・生きていく上で必要なお金
生活に必要な費用で、食費や消耗品費、家賃や水道光熱費、教育費などの出費が該当します。
・浪費と言えるお金
娯楽費やタバコ、お酒などの嗜好品、ギャンブル、過剰な買い物などです。
・将来の収入に繋がるお金
将来役に立つ出費で、スキルアップのための学習費用や書籍代、投資、貯蓄などが該当します。
どの種類に分類すれば良い?
どの分類に該当するか迷った場合には、出費があればまずは生きていく上で必要なお金として分類しましょう。
その中で、それが本当に必要だったものなのか、買わなくてもよかったと感じれば浪費と判断できます。
自分が使ったお金に対してどのように感じるかが分類のポイントになります。この分類を習慣として、お金を使う時に必要か必要じゃないかの把握をしていきます。
それぞれの分類の理想割合
気になるのはそれぞれが毎月の収入に対して、どのくらいの割合であることが理想かでしょう。
将来の収入に繋がるお金は多い方が良いに決まっていますが、無理に貯蓄部分を引き上げてしまうと生活ができなくなる可能性があります。
理想の割合は年収によって異なりますが、
生きていく上で必要なお金70:浪費と言えるお金5:将来の収入に繋がるお金25の割合が理想と考えられます。
理想の割合を目指せば貯蓄は成功に近づく!
理想の割合に近づくことができれば、毎月の無駄遣いを減らすことに繋がります。
特に何も買っていないのに全くお金が貯まらないということのないようになるでしょうし、お金の使い道を考えることで毎月満足したお金の使い方ができるようになるでしょう。