貯蓄をする目的は何?大切なのは何のためにお金を貯めるのか

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将来に向けて貯蓄することは大切なことです。しかし気が付かないうちに、お金を増やすことが目的になっていませんか?
手段と目的が逆転してしまうと、貯蓄額を増やしていくことだけに目を向けてしまい、肝心な時に使うタイミングを失ってしまいます。

 

お金を使わない人のほうがエラい?

収入が同じ人同士で貯蓄額を比べた時に、多く貯蓄している人のほうが偉いという感覚に陥ることがあります。
しかしお金を使わない生活の方が偉くて、貯蓄が多いから幸せなのかと言えばそうではありません。大切なのは何のために貯蓄をして、その目的を達成できるかです。

 

お金を使うことは罪?

目的や目標があり、そこに向かって貯蓄を続けるのなら目的に近づくたびに喜びを感じたり、貯蓄自体が楽しみになったりするかもしれません。
しかし貯めることに義務感を持ってしまうと、貯蓄という行為が息苦しく感じてしまうでしょう。
貯蓄は心穏やかに将来生活を送るために行うものです。義務感やお金を使うことへの罪悪感などは持つ必要がありません。

 

夢を実現させるための貯蓄も必要

年金問題は将来どのような方向に進むのか見通しが立たない状況の中、老後に対して不安を抱える人は多くいます。
ただし貯蓄は本来であれば不安を解消するためのものではなく、自身がやりたいことを実現するために行うことです。
老後生活をスタートさせたときにたくさんの貯蓄があれば確かに安心でしょうが、夢を持ってそこに向けて貯めるということも素敵なことです。

 

貯蓄を始めるならライフプランの設計から

貯蓄を行うためにはまずライフプランを立てていくことが必要です。
ライフプランの設計に必要なのは将来の自分をイメージすることですが、いきなり60歳や65歳の自分を想像しなくても、まずは5年、10年先の自分を想定しながら考えて生きましょう。

 

貯蓄しやすい環境づくりを

将来の自分の想定をして貯める目的が決めれば、目的に応じた貯蓄を始めます。一つの口座にまとめて貯蓄していると、つい使い込んでしまうかもしれません。できれば目的ごとに口座を分けるといったことが必要です。
また、給料から先に引き落としをさせて必要な金額を積み立てていけるように設定をし、残りは心置きなく使えるようにするといったことも精神的な負担を軽減することに必要です。
お金を貯める喜びとお金を気持ち良く使える喜びがあることで、目的を達成しながら今を楽しむこともできるでしょう。

 

貯蓄を楽しむために

貯蓄をしていての不安が消えず、貯蓄が進まないことに罪悪感があるという場合には、お金を何のために貯めていくのか目的を定めてください。
その目的に一歩ずつでも近づけていけていれば、貯蓄をしなければならないという窮屈な義務感から開放されて貯蓄を楽しむことができるようになるでしょう。

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