保険商品で人気の高い個人年金保険とはどのような保険?

  • LINEで送る

個人年金保険は国民年金など公的年金とは別で任意で加入するものです。公的年金制度に対する不安視から、自分で老後の貯蓄が必要と考えられ現在人気のある保険商品です。
老後資金への備えだけでなく、住宅資金の積立などでも活用できる保険ですが、一定期間において年金を受取ることができる確定年金、亡くなるまで受取ることができる終身年金などの種類があります。

 

所得控除による節税も可能な商品

個人年金保険の契約をする際に、「個人年金保険料税制適格特約」を付加した契約にすることで年末調整や確定申告の際に「個人年金保険料控除」が適用され所得控除を受けることができます。
所得税や住民税の軽減となり税制面で優遇されることは、支払う税金をトータル的に見た場合節税対策に有効だと言えます。

 

個人年金保険を有効に活用するために

充実したセカンドライフを送るためにも個人年金保険で上乗せを検討する人は増えていますが、日本銀行の金利政策などが影響して個人年金保険の販売を現在中止している保険会社もあります。
そのため保険料払込期間中の死亡保障を抑え、据置期間の設定などで少しでも受取ることができる年金額を多くできるように工夫すると良いでしょう。
個人年金保険にも色々な種類があり、経済状況や生活スタイルによってどの商品を選べば良いか異なりますので、自分に合うものはどのようなタイプのものかを理解した上で決めるようにしましょう。

 

定額型の個人年金保険

堅実なライフプランを立てて行く場合には定額型の年金が良いでしょう。安定性を確保できる特徴がありますが、途中で解約すると支払った保険料を下回った解約返戻金の受取りで終わってしまいます。
そのため継続して保険料を支払い続けられるように、無理のない額で保険を設定することも大切です。

 

特殊なタイプの個人年金保険

また、外貨建て個人年金保険など保険料の支払いや年金の受取りが米ドルやユーロといった外貨で行われるタイプの商品もあります。高利回りが期待できますが、為替変動を受けるためその点に注意する必要があります。
さらに変額年金など、保険会社の運用収益によって年金額が増減するタイプのものもありますが、こちらは投資商品として考えることが大切です。
景気が良くなれば運用収益は上がりインフレにも対応でき、投資対象も加入者自身が選択できるため金融商品に詳しい人なら有効に活用もできます。
ただし投資の要素が強いため、元本割れを起こす可能性もあることを理解しておく必要があるでしょう。

 

自分に合う個人年金保険を選ぶことが重要

個人年金保険は老後の備えとして人気の高い保険商品です。現在販売を行っている保険会社も限られてきていますので、もし加入を希望するなら早めに検討したほうが良いでしょう。
その際には種類や特徴などを理解し、生活スタイルなどに合うものを選択することが重要です。

  • LINEで送る