貯蓄から投資へシフトする必要性とは?

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今は銀行の預貯金にお金を預けていても、低金利で利息は付かずただ置いているだけでは増えることはないでしょう。

これはお金を積極的に働かせる必要が出てきたことを意味しています。貯蓄から投資へと考えを少しずつ変えて行ってみましょう。

低金利時代に加えて不安が拡大する年金問題

日本の年金制度は現役世代から集めた保険料によって成り立っています。

現在少子高齢化が急速に進む中、いずれは年金を支える現役世代の数は激減し年金だけで生活する人を支えることは難しくなるでしょう。

さらに人は生きて行く上で老後を迎えるまでに様々なイベントをクリアしなくてはなりません。

結婚、出産、マイホーム購入、子供の大学進学、老後など、様々なイベントが待ちうける中でどのように必要となる資金を確保していくかを考えて行く必要があります。

待ちうけるイベントにかかる費用とは?

具体的に様々なイベントにかかる費用というのはどのくらいかご存知でしょうか?

結婚というイベントだけで見た場合でも、婚約、結納、新婚旅行までの結婚費用の平均は約420万円です。

子供が誕生して幼稚園から大学進学まで通わせるといった子供1人にかかる教育費用は、全てを国公立に通ったとしても1,000万円はかかると言われています。

そして老後、夫婦2人がゆとりを持ってセカンドライフを送りたいなら生活費用として平均月額約38万円は必要と言われています。

ではどうやって投資していけば良い?

まずは手持ちの資金をどのタイミングで使うかで分類してみましょう。

今すぐ使う必要があるお金は預貯金などで確保し、投資など運用に回すのはしばらく使う予定のないお金を充てるようにすると良いでしょう。

・生活資金や急な出費のためのお金

すぐに使う可能性があるお金については安全性が高く換金性があるものに投資するのも良いでしょう。

銀行の普通預金や、MMF、MRFなどがそれに該当します。

・近い将来使うお金

結婚資金や住宅購入のための頭金など、すぐではないけれど近い将来使う予定があるお金については収益性と元本の安全性が高い投資を行うようにすると良いでしょう。

銀行の定期預金、個人向け国債、公社債投資信託などがそれに該当します。

・しばらく使わないお金

老後のための資金として置いておきたいお金については、長期間運用できてある程度の収益が期待できるものに投資すると良いでしょう。

投資信託や株式などがそれに該当します。

資産運用は分散投資が必要

例えば資産を1つの商品だけに集中して投資すると、その商品が大きく値下がりした場合には大変な損失となります。

そのためいくつかの商品に分けて投資を行う分散投資を行うことがポイントです。

ただし分散投資を行うには、ある程度のまとまったお金が必要になりますので、手軽に分散投資を行いたいのであれば1万円程度の少額から始められる投資信託を検討してみても良いでしょう。

貯蓄から投資へのシフトを検討しましょう

いずれにせよ、今はお金を置いておくよりも働かせるということのほうが将来にとって必要になります。

不安になる老後の資金だけでなく、様々なイベントをクリアしていくためにも少しずつ投資という方向へシフトしていくようにすると良いでしょう。

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