個人年金保険と定期預金はどちらが貯金方法と得?

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老後の備えにと個人年金保険や定期預金など、どの方法で貯金していくかを考えている人もいると思います。しかし実際どちらのほうが得なのかよくわからないということはありませんか?

個人年金保険の返戻率とは、支払保険料の総額対して、受取る総年金額の増える割合だと言えます。そのため返戻率が高い個人年金保険は、将来支払ったお金よりも多く年金としてお金を受取ることができると言えます。
定期預金と比較した場合には、現在超低金利の状況ですが大口の定期預金の場合にはある程度老後資金を増やすことができるでしょう。

 

解約のリスクを考えた場合

個人年金保険は返戻率が高いと将来受取ることができるお金もその分増えるので、定期預金よりも良いと感じる人も多いでしょう。しかし注意したいのは途中で解約することになった場合などです。
契約時に保険料が高くなっても老後資金の備えへと無理な設定をしてしまうと、家計や生活環境に変化が出た場合に保険料の支払いが困難になるケースもあります。
もし途中で解約することになった場合には、それまでに支払った保険料よりも受取る金額が少なくなり損をします。

 

それでも個人年金で貯金をしたい場合は?

しかしやはり現在は超低金利時代で、定期預金の魅力も薄れていると言えます。そのため個人年金保険で貯金していくことを検討する場合、定額年金と変額年金のどちらが良いかを確認して選ぶようにしましょう。

・定額年金
定額年金は毎月の支払い額が決まっています。年金の受取期間が決まっている確定年金、生存する限りは年金を受取ることができる終身年金、夫婦のいずれかが亡くなるまで受取ることができる夫婦年金などあります。
元本割れがなく比較的安全な保険で、一定基準を満たすことで生命保険料控除の個人年金保険料控除の対象となり所得税が軽減できます。
ただし将来のインフレなどには適応できず、貨幣価値を下げる可能性があるという点は理解しておきましょう。

・変額年金
年金額が総支払保険料の運用実績で変動します。収益性が高いですが、損をする可能性もあることを理解しておく必要があります。
なお、運用で利益が出た分については税金がかからないため、利益が出れば得をすると言えます。

 

円建てと外貨建てのどちらが良い?

また、個人年金保険には円建てと外貨建てのものがあります。円建てのほうが安心ですが利回りは低く、外貨建ての方が為替リスクはあるものの利回りは高いと言えます。
仮に老後資金として300万円準備することを考えた場合、普通預金に300万円預けいれていてもほとんどお金は増えませんが、米ドルなどで2%金利がついたと考えたらどうなるでしょう。
仮に1ドル100円で考えた場合、10年で30,000ドルから36,500ドルになり、300万円が365万円になります。
為替相場が1ドル100円から110円に変わったとしたら401
5千円になります。反対に円高となって1ドル100円から低くなると、円高の大きさによっては元本割れする可能性もあります。

 

個人年金保険か定期預金か

以上のことを踏まえた上、個人年金が良いのか定期預金が良いのか、貯金の方法を検討するようにしましょう。
なお、個人年金保険にも種類があることを理解しておく必要があります。種類によって抱えるリスクなども異なりますので、自分の生活スタイルに合うものを選択すると良いでしょう。

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