資産運用で老後に備えたい!でも…
老後にむけて資産運用などを検討する場合もあるでしょう。これからの老後生活に備えるとなれば少しでも高い利回りでと考えたいところですが、あまりにも高い利回りを求めれば大きなリスクを抱えてしまう危険もあります。増やそうとしたのに資産が目減りしてしまうことになっては本末転倒です。
リスクが低いといわれる投資信託とは?
投資信託は投資家からお金を集め、ファンドマネージャーという投資のプロが債券や株式等の売買を行い得た収益を投資家に還元するといった運用商品です。これからの老後に備えて投資信託で資産運用を検討する人も増えつつあります。投資信託のメリットは資産運用のしやすさですが、次のような特徴があります。
・少額投資が可能
1,000円から投資できる商品もあるほど投資がしやすいという特徴があります。
・投資のプロが運用
資産運用を自分だけで行う場合、どの商品をいつ売買するかを判断するのも自分です。投資経験の浅い人にはなかなか難しいこともあり、投資のプロが判断してくれることで安心できます。
・分散投資が可能
1つの投資先に集中させるのではなく、複数の地域や資産に分けて投資を行うことでリスクも分散できます。
逆に投資信託のリスクとは?
投資信託は値動きのある株式そして債券などへの投資を行う投資方法ですので、株式市場などの動向により基準価額が変動します。基準価額に影響を与える要因としては、価額変動リスク、為替変動リスク、信用リスク、金利変動リスクなどがあります。投資信託ごとにこれらのリスクの種類、大きさ共に違いがあります。
投資信託で資産運用する落とし穴とは
様々なメリットがある投資信託ですが、実は落とし穴も存在します。まず運用を行うにはファンドマネージャーです。一度始めると放置できて手間がかからないというメリットがあります。
ただし投資先の対象になるのは日本や海外の債券や株式、不動産等です。日本株式でももちろんリスクはありますが、インドやブラジルなどの新興国の株式へ投資する場合はさらに動きが激しいという特徴があります。投資先によってはリスクが低いとは言えなくなるのです。さらには投資信託を始めるには、購入手数料(販売手数料)、信託報酬(運用管理費用)、信託財産留保額など様々な手数料が発生するということも認識しておきましょう。
投資信託で資産運用するのなら
投資信託の投資先によっては値動きが激しいものもあり、手数料が発生することで利益が出しにくいというところもあります。そのため一度下がると元本割れすることもあるため、下がりそうな場合には早期にやめてある程度下がりきった後で再度投資を再開するということが必要になります。資産運用に投資信託を利用するのなら、どの投資信託にするかを慎重に選んで落とし穴にはまらないようにする必要があるでしょう。