資産形成というと、お金儲けするといった印象を持つ人もいるかもしれませんが、本来の意味は老後など生涯必要なお金を試算し、そのためのお金を調整していくことです。欧米では資産教育が学校教育にも導入されているなど、馴染みが高くなりつつあります。
まずは貯蓄に目を向ける人が多い
老後のための資金への備えとして、まずは貯蓄を行うことを考える人がほとんどかもしれません。
特に日本では投資家よりも貯蓄家とも言える人が多く、預貯金を活用して資産を保有している人が多くいます。
確かに貯蓄はすぐにでも始めることができますし、少しの金額だとしても若い時から続けていれば老後までにある程度は貯めることができるでしょう。
貯蓄で備える場合、定期預金などを利用することを検討する人もいるかもしれませんが、現在の超低金利時代では預金で増やすことは困難です。
将来老後を迎えた時に安心できる?
日本の財政問題で年金も将来的にどのような給付状況になるか不透明な部分があります。インフレに誘導している状況でもあり、雇用の多様化で給与は減少するといった老後に対する不安は拡がるばかりです。
そのため今後は貯蓄だけでなく、資産を運用して増やすことも検討が必要になります。今貯蓄だけしか検討していない人も、少しずつ運用へと変えていきましょう。
資産運用の方法とは?
資産形成の方法には色々な種類があります。実現するためには収入を上げる、支出を減らす、そして資産を運用することが必要です。
その中でも資産を運用する方法として、貯蓄や保険、投資信託、株式投資、不動産投資など様々な方法があります。いずれの方法を選択する場合でも1つの方法にまとめるのではなく、いくつかの種類を組み合わせて行うことがリスク分散に繋がります。
・預貯金などの貯蓄
元本割れのリスクが少ないため、お金も必要な時に引き出しやすい流動性が高い方法だと言えます。ただし金利が期待できないため、資産を増やしていくことには不向きでしょう。
・投資信託や株式投資など
元本割れをしてしまうリスクはあるものの、長期で運用していけば資産を増やしていける可能性があります。
・不動産投資
家賃収入や売却益といったリターンが見込めるでしょう。
どの資産形成が一番良い?
資産形成や資産運用のために、どのような方法を活用すれば良いかを考えるためには金融商品それぞれの特徴などを把握しておくことが必要です。
株や不動産などは専門家のほうが詳しいため、セミナーなどに参加して相談してみることも選択肢の1つです。
早めに始めることがより効果を高めるために必要ですので、賢い資産運用を行うためにプロのアドバイスなども参考にしてみましょう。