投資の経験がない初心者が、比較的投資を始めやすいと言われている投資信託ですが、実際に投資信託は本当に低いのか、気になるところだと思います。
投資信託にも様々な種類がある
投資信託といっても投資信託は国内外の株式や債券などに投資できる金融商品ですが、複数の資産に分散して投資することによって価格変動リスクを抑えて運用することが可能です。
そのため組み合わせによっては、ハイリスクなものもあれば、ミドルリスク、ローリスクといった様々な種類があるということになります。資産の組み合わせをどのような種類と比率で行うか次第になるでしょう。
リスクが低めの投資信託とは?
国内の債券を中心として組み合わされた「公社債投資信託」などは低リスクである投資信託の代表と言えるでしょう。
価格変動リスクが全くないわけではありませんが、ほとんどないと言えます。ただしリターンも定期預金より少し良いという程度におさまります。
リスクの高い投資信託とは?
国内債券を中心とした投資信託以外の場合、基本的にリスクが高くなると言えます。外国債券に対して投資を行う外債ファンドなどは為替レートが変動した場合の為替リスク、また、株式に投資するファンドであれば、株価の変動による価格変動リスクが発生します。
投資信託はリスクが無いのではなく、あくまでもリスクが分散されていると理解しましょう。
投資信託でリスクが分散できる理由
1つの株式を購入して運用する場合には、その企業の株価が大きく下がれば大きな損失を負うことになるでしょう。しかし日本株の投資信託の場合であれば、その企業以外にも多くの会社株に分散して投資を行います。
そのため1つの株式が下がったとしても別の株式が上がる可能性もあり、リスクが分散されます。
コストが低い投資信託を選ぶことも大切
投資信託を保有すると様々な費用がかかります。購入時には買付手数料、売却時には信託財産保留額、保有期間は信託報酬が必要です。そのためリスクだけでなく、コストについてもしっかり考えておく必要があるでしょう。
・信託報酬に注目!
この中で購入時にかかる買付手数料については、費用がかからないノーロード投資信託もあります。
信託財産保留額の場合には、売却する回数はそれほど多くないでしょうからリターンに大きく影響は与えないと考えられます。
気になるのは信託報酬で、投資信託を保有していれば必要になる費用ですので長期運用の場合には特に重視する必要があります。
1%を超える場合には高コストなファンドだと考えられますので、なるべく費用が高くないファンドを選ぶようにしましょう。
・選ぶと良い投資信託とは?
投資信託にはインデックス型とアクティブ型があります。費用を低く抑えるならインデックス型の方が良いでしょう。
インデックス型投資信託やETFがありますが、総称してインデックスファンドと呼ばれています。
インデックス投資とは、市場の動きを表す日経平均やTOPIX、ダウ指数など特定のインデックスと連動した値動きを目指す投資方法を言います。
リスクやコストという面で合わせて考えるなら、インデックスファンドを検討して見ることも方法の1つだと言えるでしょう。