投資活動によって生じたキャッシュの増減が「投資キャッシュフロー」です。固定資産の取得や売却で増減したキャッシュ量を表すため、事業の継続に必要な資金である有形固定資産や無形固定資産の取得や売却が該当します。
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固定資産とは?
会社の事業活動に必要になるものには、土地、建物、工場、備品、車両運搬具、機械装置などがあります。これらは現金などと違い流通が目的ではなく、消耗品でもありません。そのような資産を固定資産といいます。
固定資産を取得した場合には、会社の資金が出ていきますので投資キャッシュフローはマイナス値になります。逆に固定資産を売却した場合には現金が入るため、投資キャッシュフローはプラス値になります。
営業キャッシュフローを増加できる投資ならOK
投資キャッシュフローと営業キャッシュフローと足した場合にはフリーキャッシュフローとなります。そのため投資キャッシュフローのマイナス値は小さいほど良いと言えるでしょう。
しかし投資キャッシュフローがマイナス値になることを回避するために、固定資産を購入せずゼロに抑えるほうが良いのかというとそうではありません。
事業を継続していくために設備投資は必要で、将来営業キャッシュフローを増やすことができるなら可能な範囲で投資する必要があります。
投資キャッシュフローのポイント
投資キャッシュフローで重要になるのは調整することです。
仮に機械装置を購入すると考えた場合、新品のものを購入すれば費用は高くなるでしょう。しかし中古でも十分使用可能な機械もあるでしょうし、購入ではなくリースを活用するという方法もあります。
取り扱う業者によって同じ機械でも金額が異なるケースもあるでしょうし、不要なものを購入しないで必要なものだけに絞ることも必要になることもあります。
投資キャッシュフローを調整するということは、細かな調整作業を行うことと言えるでしょう。
大きな投資が必要になる場合もある
事業を継続していれば、数年に一度は多額の投資が必要になる会社もあるかもしれません。
多額の投資を行った年の投資額が大きかったことでフリーキャッシュフローがマイナスになったとしても、その投資が本当に適切であれば次年度からは営業キャッシュフローは増えてフリーキャッシュフローを増加させます。
フリーキャッシュフローの増加は経営状態の改善を意味しますので、その投資が本当に適切な投資だったかどうかを判断することできるでしょう。
投資が正解かを事前に判断するために
しかし投資してから確認するのでは遅すぎます。投資が営業キャッシュフローを増やすことができるものかを判断していく必要があります。
まず現在の会社の経営状態を把握するために、過去5期分のキャッシュフロー計算書を比較することから始めましょう。
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