銀行預金には一般的に多く利用されている普通預金から貯蓄性が高めの定期預金など様々なタイプがあります。
普通預金
普通預金は預金の種類の中でも一番スタンダード的なものです。
銀行口座窓口でもATMでキャッシュカードを使ってでも預金の出し入れが自由にできます。
一般的に金利は変動金利で年2回の利払いがある金融機関がほとんどですが利子は期待できません。
当座預金
決済性の高い預金で一般的には企業用が小切手や手形の決済預金口座として使っている元本保証の商品です。
無利息ですが仮に銀行が破綻した際にはペイオフの対象外ですので全額保護されます。
※ペイオフとは金融機関が経営破綻した場合に預金保険機構によって預金者への払い戻しを保証する制度のことを言います。支払い保証に上限があり、預金者1人あたり元金1,000万円までとその利息のみに制限されています。
定期預金
予め定めた期間は自由に払い出しができない預金なので貯蓄性がある商品です。
金利は固定金利であることが多く、預金期間が長くなるほど高くなります。
大口定期預金
大口定期預金は一般の定期預金と違って預け入れが1,000万円からと決まっています。
そのため退職金などある程度まとまった資金が入った時に利用することが多いでしょう。
預入期間は1か月から10年までになっている定型タイプと、1か月から10年未満の期日指定タイプがあり、1,000万円以上であれば1円単位から預け入れができ総合口座にセットして利用することが可能です。
積立預金(積立定期預金)
毎月に一定額が預金口座から自動振替されるので、自動的に貯蓄ができるという商品です。
金銭信託
金銭を信託財産として信託銀行などに預けて、その金銭を信託銀行が運用し収益を信託金額に応じて支払うという商品です。
外貨預金
外貨預金は預けた外貨に期間と金利に応じた利息が付きます。
外国為替ベースで預金をする商品なので通貨ベースでは元本保証ですが為替レートが変動することで円ベースでは元本割れのリスクがあります。
仕組預金
デリバティブの取引で銀行が有利になる特約を付与する代わりに金利を上乗せする定期預金のことを言います。
預金に特徴は様々ですが元本割れを起こすものもあるため注意が必要です。
スイープサービス預金
預金金額をそのまま証券会社で株購入資金として使える預金で、銀行に預け入れるると自動的に投資資金に流用できるという特徴があります。
目的の応じた預金の選択を
預金には様々な種類がありますが、目的によってどの預金を使うかは違ってくるでしょう。
ペイオフ制度などは預金の種類によって対象になるものとならないものがありますので、事前に確認しておくようにしましょう。
運用目的の場合は元本割れを起こすものや低利率で増えないものもありますので注意する必要があります。