財形貯蓄と定期預金の違いとは?メリットとデメリットとは

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貯蓄と言ってまずイメージするのは銀行の定期預金ではないでしょうか。定期預金は預けてから一定期間は引き出すことができないため、普通預金と比べて流動性が制限されるため金利は高めです。
ただし普通預金より高めの金利といっても、現在は超低金利と言われる時代です。高めのところでも0.1~0.2%という低金利の状態です。

 

注目を高めている財形貯蓄とは?

そのため一度にお金を預け入れる定期預金の他に、最近注目されている貯蓄として財形貯蓄があります。
銀行の定期預金は、銀行にお金を持参して預金をする必要がありますが、財形貯蓄は給与から自動的に差し引かれて貯めることができます。

・財形貯蓄が無理なく貯められる理由
財形貯蓄は給料から財形貯蓄分が自動的に差し引かれますので、知らないうちにお金が貯まるという部分が大きなメリットです。
しかし会社が財形貯蓄の制度を導入していなければ利用することができません。誰でも気軽に利用できるわけではないことは、最大のデメリットであると言えるでしょう。

 

定期預金は税金が差し引かれる

財形貯蓄と定期預金を比べた場合、税金などの優遇面で大きな違いがあります。一般的な定期預金の場合は金利が付きますが、満期や中途解約の場合の利息に対しては税金が20%課税されて差し引かれます。
そのため提示された金利で付与された利息分については、満額を受け取ることができないことを理解しておきましょう。

 

財形貯蓄は預金550万円までは非課税

財形貯蓄は基本的に預けている金額と利息の元利合計が550万円までは非課税の扱いですので、定期預金のように20%分が課税されることはありません。
定期預金はいくら預けていても、必ず利息は課税対象になります。このような理由から定期預金と比較すると、財形貯蓄のほうが受取額は大きくなると言えるでしょう。

 

財形貯蓄は融資制度がある

さらに財形貯蓄には、税金面だけでなく融資制度があります。財形貯蓄を1年以上継続して利用しており貯蓄額が50万円以上の人なら利用できます。
特に利用を検討することが多いのは住宅購入の際でしょう。非常に低い利率で財形貯蓄の残高の10倍までです。住宅ローン利用の際の有効な選択肢になるため、上手く利用するようにしましょう。

 

定期預金と財形貯蓄は特徴が異なる貯蓄方法

財形貯蓄は非課税扱いになる部分があるため、住宅購入時に融資を受けたい時など活用することもできます。
財形貯蓄と定期預金は性質など違いがありますので、どちらが良いというわけではありません。それぞれ目的や所有する資産の状況に応じて、上手く組み合わせて利用するようにすると良いでしょう。

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